50周年記念事業

50周年【記念式典]

結団50周年を祝う式典は、例年と同じく8月の最終日曜日、28日(日)16時より聖堂で行われました。 今年は、世田谷地区、とJCCS(日本カトリックスカウト協議会)関係者35名と教会関係で長年お世話なった11名、計46名の方々をお招きし、華やかな雰囲気の内に式が進められました。スカウトによる福音朗読、福島神父による隊旗の祝別と祝辞の後、「14団の年輪」と題してプロジェクターによる映像を使って14団の過去のトピックスや恒例の年間行事等が紹介されました。来賓4名の方から励ましの祝辞を戴き、14団からは水野団委員長と久保田育成会長の挨拶があり閉式となりました。 集合写真撮影の後、スカウトとリーダーは恒例の「一つ釜の飯を食おう会」のカレーライス。 来賓の方々や育成会員は1階ホールで開かれた祝賀会に参加しました。祝賀会では赤堤教会のロワゼール神父のアコーデオンと歌が飛び出すなど楽しい雰囲気で終始し、19時前に解散。引き続いてベンチャースカウト主導のファイヤーで皆盛り上り、最後は川原神父から締めのお話を戴いて50周年にふさわしい式典を閉じました。

 

[記念誌]

8月28日の結団記念式典の日に結団50周年記念誌を発行致しました。発団の要となってご尽力された大越神父、杉田神父、石田元団委員長、佐藤元教会委員長はじめ多くの関係者が既に帰天され、発団当初のお話を生で記載することが出来なかったことが大変残念でした。しかし残された数少ない記録をたどると共に、この50年の間当団に関わってこられた多くの方々のそれぞれの思いを綴り合わせることで、発団以来の50年の歴史を今日に伝え、今後の指針となる1冊にまとめることが出来ました。更に、記念誌別冊として来年3月発行予定で、本年の記念行事の記録に合わせ、現役のスカウト全員の文集に着手しています。この別冊は、あの時は「こんな年だったのだ」、「あの頃はこんなことを考えていたんだ」、と思い出に残ると共に、後輩スカウトに伝えるメッセージでもあり、今を100周年に伝える1冊になればと期待しています。

 

チャリティーコンサート2[チャリティーコンサート]

旧東京182団・世田谷14団が50年間も続いてこられたのは多くの方々の支えと努力があったからこそ。そこで、感謝の思いを胸に9月24日狛江エコルマホールにて、50周年記念東日本大震災支援チャリティーコンサートが開催されました。久保田育成会長からの呼びかけに賛同したOBが企画を練り、OB有志と現役指導者からなる実行委員会で準備を進めました。演出・照明・音響はOBのつてでプロの方にお願いしたものの、チラシやチケットなどの用意、受付や会計、司会、舞台裏での細々した役割は、OB有志と現役指導者が何度も打ち合わせをし、協力して行いました。

14時。6人の旗手がBGMと共に後方入口から入場すると大きな拍手が起こりました。きりっとした息の合った動きに会場の雰囲気が一気に盛り上がります。スカウトたちのスタンツはきびきびと、そして楽しそうでこれまでの最高の出来ばえでした。14団の歴史を振り返るプログラムでのOBからのメッセージは、現役スカウトや保護者の心に響くものでした。1月から毎月ご指導いただいた孕石先生が見守ってくださる中、緊張することなく大きな声でスカウトソングを歌うこともできました。そして、何と言っても和太鼓梵天の演奏。笑顔いっぱいで、力強く素晴らしいパフォーマンスと共に繰り出される和太鼓のパワーには、その場にいた誰もが魅せられました。この日の収益は10月8日に大船渡市末﨑町泊里地域協議会に久保田育成会長と水野団委員長によって手渡されました。ご協力をありがとうございました。

(14団ニュース 2011年10月号より)