教会にテント出現!

IMG_834014団の新年度が始まってすぐの10月10日。
カーンカーンカーン…となにやら山の中で聞こえてきそうな音とともに、成城教会中庭にテントが立ちあがりました。
小学校4年生のカブスカウト達が「一番楽しい活動だった!」と口をそろえて言う、初めてのテント泊キャンプの始まりです。
もちろんアウトドアの大好きな家庭の子どもたちは初めてではないけれど、それでも親元を離れボーイスカウトのなかまと「テントで寝る」なんて、緊張とわくわくとドキドキが入り混じって過ごす2日間は、普段の活動以上に「びっくり!」や「おもしろい!」がたくさん詰まっているはず。
本格的なキャンプは来年所属するボーイ隊からなので、カブ隊では「体験する」ことが大きな目的です。

さてさて、テントが立ったところでキッチンをのぞくと、さっそく食事作りの真っ最中。
12164392_1932067537017785_1520685428_o「うわあ、ぬるぬるだ!」
「ちょっと待って、今切ってるんだから」
「ぼくは人参を切っておくよ」
目の前の食材と格闘しながら、みんなで作っているのはホワイトシチュー。
料理自慢のリーダーがちゃんと見守っているので、味は保証付きです。みんなで食べればそのお味はもちろん格別ですよね。包丁も火も、危ないからさわらないのではなく、どうやったら安全に使えるかを経験から学んでいきます。

 

IMG_8345とっぷりと日が暮れるころには自然に火の周りに集まり、キャンプファイヤー。
普段以上に仲間がたいせつに思える、不思議な時間。火を見ながらのひとときは忘れられない思い出です。

ボーイスカウトはキャンプというイメージも強いのですが、それは野外で生活するうえで避けられない「何でも自分で動かないと前に進まない」という体験が、ボーイスカウトのめざす「誠実で、友情にあつく、親切でしかも勇敢、感謝の心を忘れない人」に近づくのに最も有効だと言われているから。
決してアウトドア集団を生み出すところではないけれど、それでもテントを立てることや火を扱うこと、食事の用意をするといった技術的な力も磨かれていくことになります。
今4年生スカウトたちは、その入り口に立ったばかりです。

どんなことでも「知っている」「やったことがある」って強いこと。
家庭で学校で、そしてボーイスカウトで。たくさんの経験といろいろな気持ちを味わう機会をたいせつにしたいですね。IMG_8353