明後日、11月6日に開かれる世田谷地区内のボーイ隊の合同行事「BSラリー」は、毎年いろいろな企画でスカウトたちをわくわくさせています。
今年は世田谷区内を飛び出して「東京のいいところ再発見!」をテーマに、電車も使ってあちこちの名所を巡り、訪れたポイントの数や時間を競うことを頭に入れ、代々木公園・池袋西口公園・上野公園と3か所から思い思いの方に出発し、決めたコースをたどって16時までに本部のある赤堤教会(9団本部)に戻る一日です。
27個班それぞれにはリーダーが一人付き添っていて、スカウトが名所ポイントに到達した証拠写真を本部にメール送信。
本部では受信記録をとりながら安全確認もするという、初めての試みも予定されています。
なんといっても主役はボーイ隊スカウト。
きっと写真を送ったら心底ほっとし、その途中では「ああ、そっちにいっちゃうの?違うんだ、ここは右に曲がるんだよ…」といいたいのをぐっとこらえつつ、黙ってスカウト班に従っていくリーダーが何人もいるんだろうなと想像すると、ちょっとおかしくなります。
さて、この名所めぐりはすべての参加団が同じ地図を見ながら行動するので、まずは指定された地形図を購入し、そこに碁盤の目のように線を引き、課題として出される6桁座標(023101とか241071といった数字)を縦横の枠を数えながら割り出し、おおよその目標物を予測しておく事前準備が必要です。
14団のボーイ隊は23日に「読図法」の集会をもって、この作業を行ないました。
小学生だろうと中学生だろうと、まっすぐ線を引くのが得意な子もいれば、どんなにまじめに取り組んでもどうしても曲がってしまうスカウトもいるのがおもしろいところ。さっさと済ませればよいものを隣同士でくすくす笑ったり、班長は一年目のスカウトのめんどうをみるばかりで自分のことが進められなかったり、隊長の「できた?」の質問にも声をそろえて「まだ―!」と悪びれない。
ワイワイ楽しそうなボーイ隊スカウトの横でひたすらまじめに線を引いていたのは、2班をそれぞれ引率することになっているローバー隊スカウトたちです。
もちろんふざけたりできませんよね、「奴らに任せておいたら、もしかしたらとんでもない迷子になっちゃうかも!」の不安もありますから。それに、もちろん彼らにとって何があっても頼りになるかっこいい先輩でいたいもの。
大人は極力言葉を挟まず、年代を超えた兄弟に近い繋がりの中で、ボーイ隊スカウトもローバー隊スカウトも、お互いに育てあい成長していける場があるのが14団の豊かさの魅力です。
地図とお弁当を手に、あさっては8時半までにスタート地点に集合。
お天気も上々、東京を巡りながら仲間と協力するおもしろさをたくさん味わって来てね!