我が故郷 鹿児島でのキャンプの思いで

色々な団でお世話になって来ましたが、お隣の狛江でシニアー(現在のベンチャー)隊を預りスカウト活動をしてきました。当時のシニアー隊では夏キャンは県外活動が盛んで特に佐渡ヶ島や東日本大震災で被災した宮城・岩手の碁石海岸でのキャンプを思いだします。 だが昭和50年後半には九州南端の屋久島でのキャンプの提案がありましたが検討した結果、せめて本土の最南端鹿児島で落ち着き現地のリーダーとも連絡を取りあい計画書を作成させ実施に移すことになりました。

乗り継ぎをしながらの列車の旅、キツイながらも楽しい車中で時刻表の見方から始まりヤット下関へ、関門トンネルを通過する時、窓から魚が見えるぞと言ったらどこです?と窓に顔をスリ着けて車外を見渡す幼稚さに大笑いして九州へ。

鹿児島に無事到着、鹿児島3団のリーダーの出迎えで第1日目の宿泊地西本願寺別院へ路面電車で。第2日目からいよいよ移動キャンプ、 バスで本州最南端薩摩富士(開聞岳)の間近のフラワーパークへ、入る前地元の人にこの辺では奇妙な事が良く起こる事があるよと言われビクビクしながらのキャンプイン、静かで人の気配もなくチョット淋しい場所、夜の肝試しは想像にお任せします。

第3日目は東シナ海に面した吹上浜近くにキャンプ場もあり特に問題なく、のんびりと。最終日は鹿児島市に戻りフェリーで桜島へ度重なる噴火で排出した溶岩や土石流の川などの散策、展望所で丁度噴煙が出て降灰があり記念に頭から灰を被って自然の雄大さに感激。市内に戻り友人にジャンボ(お餅のつぶしたのを2本の竹串に刺したもの)を御馳走になり感謝しながら鹿児島を後にしました。

我が故郷鹿児島は全体的に暖かいのですが、桜島の降灰がなければ人情味もあり食べ物も豊富で、薩摩いもの産地で有名な芋焼酎も沢山あります。参加したスカウトにとつてはいろんな人々とのふれ合い等で貴重な体験が出来たと思われます。

是非皆様も一度はのんびりと南国鹿児島を探索されては如何ですか。

(平田清隆育成会常任理事からのメッセージ 14団ニュース2013年7月号より)