14団のスカウトは、成城教会の中庭にあるブランコが大のお気に入り。
集会の前や解散後には大抵誰かが乗って遊んでいます。
ビーバースカウトやカブスカウトはもちろん、時には中学生や高校生になったスカウトまで座り話し込んでいることも。
この日は春舎営に出発する日。
リーダーからの「集合!」の声がかかるまで、やっぱりブランコに集まっておしゃべりに夢中。
カメラを向けると五郎丸選手のポーズをしてくれたり、舎営でなにをする計画なのかをうれしそうに話してくれました。
なにやら野外で食事を作ったり、飛行機を見に行ったり、男の子の心をくすぐる企画がいっぱい詰まった2泊3日になるようです。
「集合!」
楽しそうに笑っていたくまスカウトの顔がピッと引き締まり、リーダーを囲んで大きな輪をつくって集合。
「今日からキミたちは春舎営に行きます。なんと、島流しの刑です。」
「え~!うっそー!」
「島~?聞いてない~」
わくわくしてつい口をはさんでしまうスカウト達をぐるっと見回して、隊長が
「ほらね、隊長のお話し中にそうやって勝手なおしゃべりが始まっちゃうんだもの、仕方ないよ。」
「でもね、お金がかかっちゃうから船には乗れなくて電車で行くんだけどね!」
とお茶目に笑うと、みんなもちょっと安心の笑顔。
静かにしろよ!なんて怒鳴らなくても、こうやってちゃーんとスカウトの心をつかんでしまう隊長、さすがです!
でもね、彼がカブスカウト時代は…本当に手の焼けるやんちゃな暴れん坊だった。本当に、信じられないけど!
一度解散し、出発の準備をしながら隊長のそばに行って、さっきから気になっていた質問を。
「ねえねえ、隊長。トックンはどうしたの?コウちゃんは?」
「うん、トックンは残念だけどお休み。コウちゃんは夕方には来るよ。」
優しいね。
仲間のことがとっても気になるよね。
月に2~3回集まって、カブスカウト時代はとにかく元気に遊ぶ。たくさん遊ぶときに、やっぱり仲間がいた方が断然楽しいもの。公園で走り回ったりハイキングに出かけたりも、クラフトも自分たちの作品を発表し合ったりも、一緒にいると発見も倍になる。
さあ、出発!
どんな島流しにあってくるのか、話は帰ってきてからのお楽しみ。