14団東西対決!真夜中の合戦 ~オーバーナイトハイク~

急に気温が上昇した6月10日。
ボーイスカウト世田谷14団ボーイ隊・ベンチャー隊と、同じカトリック成城教会で活動しているガールスカウト東京58団ジュニア・シニアが年に一度の合同夜間ハイキングにチャレンジしました。

14団の伝統で、ローバースカウトが後輩のプログラムを企画していて、毎年ちがうコース、違うテーマで繰り広げられるハイキングなのですが、今年は横浜市神奈川区にある入江町公園から鶴見区、川崎区、大田区を通り、駒沢公園を最後のチェックポイントとして成城教会に戻ってくる35㎞のコース。しかもこの一部区間をカモシカ班とシェパード班が別ルートを通って次のチェックポイントをめざす、おもしろいものに仕上がってきました。

班長クラスになると「だいたいこんな感じ」と体験からわかってきているし、体力もついてきているのではた目には楽勝の様子。(しかも後輩にはつらそうな顔を見せるわけにはいかないですからね!)
でも、カブスカウト隊から上進して来てようやくボーイスカウト隊での活動にも慣れてきたばかりの6年生には、夜中じゅう起きていることも、差し入れの豚汁を真夜中に味わうことも、白々と明けてきた駒沢公園の景色を見ることも、何もかも初めての体験。
足が痛いのか、荷物が重くて肩が痛いのか、眠くて頭がぼんやりしていて、何がつらいのかわからないけれど、ちょっと涙ぐみながら先輩の後ろをひたすら歩くことは、かなり過酷なハイキングに違いありません。

もう来年は参加しない!と心に決めていても、やっぱり6月が近づいてくると「去年はこれが足りなくて困ったな」とか「誰かがしていた準備を、今年は自分もしてみよう」などといつの間にか気持ちが傾いていくのが不思議です。
普段聞けない話、一度聞いてみたいと思っていたことのほか、夜通し一緒に歩く中で時には自分にとってヒントとなる言葉や考え方を耳にすることや、困った時、つらい時仲間の存在がどれだけありがたく胸にしみるものかを感じること、そして去年の自分より確実に成長している実感も、オーバーナイトハイクならではの魅力かもしれません。

スカウトにとって、その年代で味わえるたった一度の貴重な機会を、ぜひ背中を押してあげてもらいたい。
日々忙しく過ごす子どもたちの非日常の体験には、いつかどこかで自らを支える自信を育む力があるのは確かなこと。

ローバースカウトからは、25日夕方に振り返りの会を設けたいとの連絡が届きました。
これまでの伝統は大切だけど、そのことに執着せず、今のスカウトにとって必要なこと、参加しやすい方法をリーダーたちとともに語り合う時間になるといいな。未来はかえられるから。