BS運動は、青少年の社会教育を推進する最高の運動であると確信する
今から約50年前町田教会担当司祭としての一年目の夏、3名の男の子たちの求めに応えてボーイスカウトを作る決意を固め、隊長1名、団委員3名という最小限の組織を準備し、10月から募集を始めた。
ボーイ隊結成のための最少人数12名が集まったところで、11月半ばから訓練を始め、翌年1月末の日曜日に町田第一団として発団した。
私自身は発団までに指導者講習会に出席して資格を取りはしたものの、当初は団の責任者として何をすべきかも、全て隊長から教わりながら運営に参加していたが、一年後には指導者研修所に、その又一年後に指導者実習所に参加するに及んで、この運動の核心に触れるようになり、この運動はキリスト教を青少年教育に受肉させた運動であると自信を持って説明できるようになった。
50年の体験を経た今、声を大にして言いたいのは、『ボーイスカウトに勝る社会教育運動はない』ということである。理由としては、①班制度を少年グループの必須条件としていること、②文字で知識を学ぶより実践で学ぶことを大切にする教育法、③地域社会に奉仕することを奨励する日々の善行をモットーとすること、④きわめつけは創始者の最後のメッセージのことばである。いわく「本当の幸せは、人を幸せにすることである。その道にそなえよ つねに」。
(14団ニュース 2014年1月号より)