ぼくたちからの贈り物 ~ユニセフ募金~

クリスマスの日、くまスカウト(小学校4年生)が集まって、7日にユニセフ募金活動で集まったお金の集計とユニセフへの送金を行ないました。

ビーバースカウト時代には、よくわからなくても、とにかく先輩たちと一緒に「ユニセフ募金にご協力をお願いします!」と大きな声で呼びかけて、通りがかった方から時々ねぎらいややさしい言葉をかけていただくこともありました。
小学校2年生で上進したカブ隊では、「ユニセフ手帳」でちょっと勉強もしてから、当日使う募金箱に絵を描いたりポスターを作る活動を経験。
「そうか!たったの10円でもこんなにたくさんできることがあるんだ!」
「世界には困っている子どもがいるんだな」
を作業を通じて知ってきました。

これまでの先輩たちがそうだったように、今年のくまスカウトたちも品川にあるユニセフハウスに出かけ、ボランティアさんの説明に耳を傾け、展示物を実際にさわってユニセフの活動をしっかり学んできました。
募金活動が必要だと感じることと同じくらい、「子どもって守られるべき存在。その権利がある」と肌で感じられるからか、事前準備も当日の活動も本当に熱心。別の誰かのことじゃなく、自分たちのこととして考えられるようになっている。

7日には近隣の3つの駅と、成城教会内で募金活動をさせていただいて、募金箱には善意のこもったお金がいっぱい。
郵便局にそのまま持っていけば機械で一気に数えてもらえるのだけれど、せっかくボーイスカウトの活動なので1円玉、5円玉、10円玉…と自分たちの手で分類し、数え、全員で合計金額を計算してみます。
「はあ…、数えるのって大変だね」
「これが全部自分のものだったらいいのに!」
「おい、そんなこと言うなよ。わかるけど」
などとおしゃべりするのもたいせつな時間。
年度によってはあっという間に全員で計算がきれいにそろう時もあるし、計算がちょっと苦手だったり、位をまちがえて戸惑ってしまうスカウトがいる時もある。
もちろん、そんな時はみんなでそのスカウトの頑張りを辛抱強く待っていますよ。
だって、今カブ隊の最高学年のくまスカウトは小さいスカウトの面倒も見ないといけないし、リーダーの話を仲間に伝えないといけないし、なんだかとっても大変な者同士。この先もずっと同期で助け合っていく大切な存在だから。

今年は86734円を、成城2郵便局から無事送金してきました。
ぼくたちからの贈り物、世界のどこかの誰かが学校に行けるようになったら…すごくうれしい。