14団OBで、私立学園副校長をされている前島さん。
今年1月のリーダー新年会や最後の洗い物をしながら力説してくださいました。
「これからは教育が変わっていくんです。ボーイスカウトこそ、これから本当に必要な活動になってくる。ぼくはね、キャンプや班集会を通じて本当にいろんなことを学んできて、今もそれが役に立っている。なんて言っても、ボーイスカウトは生きる本質を学べる場なんだから!」
なんだかすごいメッセージを、私たちは聞き逃してもいいの?
5歳から25歳まで、地域の子どもたちと長い時間をかけて一人ひとりと向き合うこの活動に携わる大人として、これからの教育のことを知っているべきじゃないの?
生きる本質を学べるボーイスカウト、そして私たち自身を振り返ってみるいい機会になりそう!
団委員会で一気に話が進み、3月15日午後2時間枠で「生きる力について学ぼう ~講演会と分科会~」を開催することになりました。
団内のリーダーだけじゃもったいない、保護者にもぜひ聞いてもらいたい。
なんといっても、2020年の改革に向けてすでにスタートしている今の流れはボーイスカウト年代だけではなく、むしろカブスカウトやビーバースカウトに大きな影響があり、受験やその対策を聞く…というとちょっとボーイスカウトとは違和感があるものの、興味はもちろんそこにあって当然だし、保護者とリーダーが理解を同じくしていてこそ、よりよい活動が展開できるというもの。
また、世田谷地区の仲間にもお声がけをしたところ7人も足を運んでくださり、2人の保護者と17人の指導者、育成会理事が集まって、新しい時代の新しい考え方に共に熱心に耳を傾けました。
知識詰め込み型の教育は終わり。
これからは何をやって来たか、どう考えているかを問われる時代。
たくさんの体験を通して視野を広げ、自分の頭で考えて、それを言葉でも絵画でもどんな形でもよいから表現できること。
そういった入学試験も、それに向けての取り組みももうすでに始まっているとか。
子どもたちが自分らしく生きていけるように、さまざまな体験を通して自分の中の可能性を発見し、伸ばし、周りの人たちとも気持ちよく過ごせる力を身につけられる教育…それって、もう、ボーイスカウトのめざすものそのもの。
「キャンプや班活動で味わったいろんなことが、大人になっても助けになっていて、その時のなかまは今も変わらずよい仲間です!」との言葉がとても印象的な講演でした。
それから4グループに分かれて、講演を聞いての感想や生きる力ってなんだろう?ボーイスカウトにできることってなんだろう?を3人か4人で40分ほど話し合いました。答えを導き出すものではなく、とにかく感じたことをたくさん語り合う時間を、どのグループもとても熱心に話し込んでいました。報告はまとめてありますので、必要な方はお問い合わせくださいね。
生きる力について、また新しい教育がどう進んでいくのか。
一回の集会で理解できるものではなく、また刻々と事態が移り変わっていくことでもあり、このプロジェクトは進化しつつ続行します。
今回参加できなかったみなさん、本当に残念でした。ぜひ次回はいらしてくださいね。
家庭と学校と、そしてボーイスカウト。
地域での社会教育活動を担うボーイスカウトに携わる私たち大人にできることは何だろう…
これからもともに考えていきましょう。