ドキドキの体験

6月24日は、小学2年生のビッグビーバーたちにとって記念すべき一日となりました。

いつものように教会にやってきたスカウトたちですが、毎月発行される「ビーバーつうしん」をちゃんと読んでいたとみえて、いつも以上に「今日はどんなことをするのかな?」が知りたい様子。
ビーバー隊はかるたづくりをするのだけど、ビッグビーバーはどうやらその時間はカブ隊に入って体験をするらしい。
あの紺色の制服の先輩たちはちょっと大きいし、元気いっぱいだし、どうしていいのかわかんない。

え?頼りにしている隊長は、ぼくたちといっしょに行かないの!?
それを知った時の2人の顔といったら…!
背筋がピンとまっすぐになってしまい、全身緊張。
「大丈夫!隊長はすぐそばにいるから」といいながら、2人の気持ちをほぐすのに一生懸命の隊長…!
一年経たない間に、こんなに強いきずなが生まれていたんだね。

去年隊長だったリーダーの顔も見えたし、もちろん2人ともカブ隊の隊長にもまた組の仲間にもすっかり溶け込んで、カブ隊のなかまたちの大きな声援を背に、最後には帽子取りで対決までできました。
カブ隊でのセレモニーが終わって、やっとやっとビーバー隊に戻ってきたときの2人は、ちょっと誇らしそうで、それでも緊張を完全にほどくように口にはできないいろんな思いを「隊長の靴をける」とか「隊長にまとわりつく」で発散していました。かわいいね。

初めの一歩は本当にドキドキ。
どんなことをするのか、どんな雰囲気なのかがわからなければ、不安になるのは当たり前。
だけど、ちょっと頑張って飛び込んでみればどうってことないや!と思える素敵な体験でもありました。

家に帰って「ぼくは、カブ隊に行くよ」と宣言したとママから聞いて、リーダーたちは大喜び。
ビーバーで終わってしまうなんて、本当にもったいない。
カブ隊で、もっともっとたくさんの「びっくり!」「おもしろい!」「知らなかった!」を体験してもらいたいな。

さて、明日の1日。
今度はカブ隊の5年生くまスカウト達が、ボーイ隊体験をします。
制服がもうぱっつんぱっつんになってしまうほど成長してきた彼らも、ボーイ隊の中に入れば一番下っ端。
先輩たちと一緒に野外料理を作りながら、カブ隊ではできなかったあんなこと、知らなかったこんなことをたくさん味わう時間になるといいな。
初めてのことに緊張しても、そこを超えて新しい世界にチャレンジしていこう。
きみたちには可能性がたくさんあるのだから。