お別れじゃないよ

DSCN0508弟がボーイ隊のスカウト、お母さんがカブ隊の副長という環境にあったある夏。
「ビーバー隊の夏のプログラムはすごく楽しそうなんだけど、どうも手が足りなくて困っているみたい」と家で聞いて(ちょっとだけお手伝いしてもいいけどな)と興味を持ったのが、リーダーになった始まりでした。

その時は保育士さんをめざしていた高校3年生。
もちろんそれまでも、夏の結団記念キャンプファイヤー、餅つき、クリスマス会には教会に行って、弟だけではなくてたくさんのスカウトの様子にふれたり、中学時代の同級生にばったり遭遇してびっくりしたりと、14団は身近な存在ではあったのだけど、まさかチーフを借りて小学校1,2年生のスカウトと過ごした数時間が、そのまま10年間に広がっていくなんて思いもよらなかったそうです。

隊長もリーダーたちもとても親切で、おもしろいのにきちっとしている人ばかり。
やんちゃな子、恥ずかしがり屋の子、お茶目な子…と、毎年新しいスカウトに出会えるのはもちろん、ビーバー隊の2年の間に「ともだちとなかよく」とか「お話はちゃんと聞こう」といった基本を伝えていく役割も楽しいし、上進していったスカウトたちがだんだん背が伸びて大人びてきて、上から見下ろされるのもちょっとうれしい。IMG_4017 (4)

ビーバーたちと一緒にマラソンを走ったり、ゲームを楽しんだり、スタンツを指導したり、リーダー会で打ち合わせをしたり、できることをできる時に、「スカウトのために」力を尽くしてきたつもりだったけれど、実は育てられたのは自分の方だったな。
スカウトたちの笑顔に励まされたこともあったし、ちょっとした悩みにアドバイスをもらって解決したこともあったし、お迎えに来られたママたちとの話で得るものもいっぱいあった。
人と人って、お互いさま。
いろんな人がいて当たり前だから、ちょっとずつ気を遣って、助け合って仲よく過ごせるように生きていけるといいな。
自分で体験して味わったことは、全部自分のもの。それこそが、ボーイスカウトからの贈り物なんだね。

☆☆☆10801883_1581937745361590_5142740757724350769_n

ビーバー隊の活動に毎回行くことはちょっと難しくなっちゃったけれど…
12月14日の餅つきには、みんなに会いに行きたいな!
どうぞ、これからもよろしくお願いいたします!