救い主が生まれた喜び ~成城教会子どものつどい~

DSCN0550[1]クリスマスイブには一日早いけれど、12月23日天皇誕生日に、教会学校・ガールスカウト・ボーイスカウトが力を合わせて聖劇発表と子どものためのクリスマスミサで、クリスマスの喜びを一緒にお祝いしました。

子どもたちにとっては「サンタさんがやってくる!!」というだけでわくわくするクリスマス。
今朝起きてみて、大歓声を上げた子どもたちがいっぱいいたことでしょう。
でも、クリスマスってお愉しみなだけじゃない。
「どうしてクリスマスってうれしいの?」
「イエスという名前の子どもが生まれたことが、どうしてそんなにおめでたいの?」
を、聖劇の役者や語り手として演じることで知り、あるいは感じ、そして理解するための活動ができました。
約一か月間の、本番を入れるとたった4回の活動だったけれど、知らない人とも一緒に何かをやることで親しくなれるし、いろいろなリーダーたちの優しくておもしろいところも発見。
普段は別々の場所でそれぞれの目的を持って活動している大勢の子どもたちだけれど、これまでよりは「こんにちは!」を言える人が増えたのはとってもうれしいこと。
言葉を交わしたこともない人にはちょっと緊張するけれど、それよりも和やかで楽しい気持ちになれ、笑顔を交わせるほうがずっといい。
小さな平和な心だけれど、この輪をたいせつに育んでいけるといいですね。

DSCN0741[1]「成城教会子どものつどい」は、5月ごろから神父さまを筆頭に教会学校・ガールスカウト・ボーイスカウトのリーダーと教会育成部が集まって、「成城教会の子どもたちが仲よくなれるつどい」を企画、月に一度のミーティングを重ねてきました。
一人ひとりもそうだけれど、それぞれの団体のめざすものもいろいろなので、もやもやすることも当然ありました。
それでも、どうしたら理解し合え、歩み寄り、子どもたちのためにできることは何だろうとともに考える時間は、もしかしたらリーダーたちにはなによりの素敵な贈り物だったのかもしれません。
聖劇の脚本を整えたり衣装を用意したり、団体内での共通理解を深めたり、子どもたちがほっとできるおやつを準備したりと、周りを見、歩調を合わせながら、自分にできることを一生懸命積み重ねた7か月間。
「私の気がつかなかったことをあの人がカバーしてくれた!」
「迷走する話し合いの中で、あんな素敵なアイデアを出してもらえた!」
と感謝しながら、時には自分の存在を喜んでもらいながら、お互いを知り、子どもたち以上に「こんにちは!」を言える仲間を増やしていくことができたのですから。

DSCN0768[1]そうそう、ボーイスカウトの子どもたちのけじめある態度がすごい!とたくさんほめてもいただいたんですよ。
誰かが前に立つとさっとおしゃべりをやめて注目をするとか、「集合!」の声に敏感に反応して整列をするとか。普段あたりまえのように行なっている訓練って、こういう時に生きるんだなとリーダーたちも新しい発見だったようです。
演技派のスカウトがいることも分かったし、とにかくボーイ隊のはきはきとした歌声は心配していた教会学校のリーダーを思わずにっこりさせたくらい素敵でした。
本番にはベンチャースカウトが5人もサッとあらわれて、気持ちよく力仕事をしてくれたのもとてもうれしいことでした。

教会学校の一人の可愛らしいリーダーが、
(同じ年頃の子どもたちなのに、Vサイン(カブサイン)を出しているリーダーに一斉に注目したり、誰かが話し始めると黙ってきくことができるボーイスカウトって、なんだかすごい!あのVサイン、いいな。私もやってみようかな。)
と試してみたら、カブサインのことは全然知らないはずの教会学校の子どもたちがスカウトと同じようにVサインを掲げ、注目したのにびっくり。子どもってすごいですね、よく見ているんだなって思いましたって。
どうしても大人は「あっちはあっち。こっちはこっち」などと考えてしまうけれど、あっさりといいところを取り込んでみた優しさと柔軟な心がとってもうれしい一コマでした。

小さな心の平和が成城教会で生まれた日。
あなたも私も、ちがうところがあって当たり前。
それでも一つのことを一緒にとりくんで、知り合って、分かり合えたらこんなに和やかで温かい気持ち。
世界中に平和な日がおとずれますように。
小さな平和の輪を大切に育てて、これからもっともっと大きな輪にしていけますように。

救い主が生まれた喜び ~成城教会子どものつどい~」への1件のフィードバック

  1. 教会学校、ガールスカウト、ボーイスカウトのリーダー。教会の育成部会のみなさんに感謝です。信徒であるかどうかでは無く、私たちも教会の一員なんだなあ。と、感じれた一日でした。子供たちの聖劇はクリスマスプレゼントであり、沢山の恵みを頂きました。

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