育成会保護者会がはじまりました

dscn122314団の年度替わりの日に合わせ、育成会保護者会の活動も始まりました。
なんとなく、「誰かどこかで、できる人が運営していて、自分の出る幕はないよね。それでもちょっとしたお手伝いくらいなら」なんて雰囲気がずっとありました。

かつてボーイスカウトが日本にやってきた頃、そしてどの子も目新しいスカウト活動を始めたくてうずうずしていた時代には当たり前にうまく回ってきたことが、スカウト人口が減り知名度も下がってしまい、新しい仲間を増やすことすらも大変な時代が続いています。
共に過ごし、時には張り合って競争しながら人と上手にかかわる術を身につけたり、自分とはちがう人生を歩むあらゆる世代の仲間を間近に知って多くの刺激を受けたり、自分はどうなのかなと考えたりということは、一人で学ぶだけではなかなか得られない経験です。
スカウト個人の力や心を伸ばしていくことさえも、やはり仲間がいる意味はとても大きいですよね。
我が子だけではない、周りの子どもたちみんなをたいせつに思い、見守り育んでいく環境が、いま最も求められていることだと思います。

スカウトの気持ちを高め、よい活動を提供しようとしているリーダーへの、精神的なバックアップもとっても重要なポイント。
「うちの子にしつけを」
「ちゃんと人の話が聞けるように」
「たくさんのよい仲間を」
を望むのであれば、まずは保護者自身がこの活動のすばらしさを知り、互いによい仲間となり、リーダーを心から応援していく体制を作っていかないとね。
リーダーだって完璧なすぐれた人物ではなくまだまだ努力している存在で、それはお互いさま。
誰もが未熟なところを持っていて、失敗したり悩んだり、励まされて元気が出たりでまた歩み続けているのだから、せめて地域にある14団という小さなコミュニティーを居心地のよい、あたたかい場所にしたいなと思うのです。

育成会保護者会の未来は無限大です。
一人ひとりがたいせつな存在で、誰もが力を発揮することができる場所です。
どんなこともどんなやり方も、そこに思いやりと愛情と、ちょっと待とうかなという気の長さがありさえすれば、ダメなことは何もないのです。

9月25日たった20分の集会でしたが、19人が集まりました。
本当に記念すべき、うれしい日でした。
次回は11月20日育成会総会前の13時半からの30分間です。どうぞよろしくね!