9月25日は14団の新年度が始まった日。
大抵の団は4月始まり3月終わりの年度に切り替えているのですが、学年が変わる直前の春のキャンプで一つのヤマを越し夏休み中のキャンプで集大成というプログラムのたて方が一番スカウトにとってよいのでは…という考えから今のところ変更はしていません。
8月末は結団記念式典で国旗と隊旗をスカウトが手に聖堂に行進して入る儀式を終えたばかり。
旗手はその一年活動をしてきたスカウトの、大抵は最高学年から選ばれるのですが、9月末のこの日は「これから頑張るぞ」という新しく最高学年になったスカウトから選ばれることが多いのです。
一年の違いは大きくて、ビーバースカウト(小学校1年生)にはもう旗を持っているだけでも精いっぱい。
先輩たちに混じっては、うっかり弱音もはけないとみえて、とっても頑張る瞬間なのです。
もちろん、今年の上進式もパパやママがカメラを片手にはらはら見守る中、しっかり行進できましたよ。
こんな経験の一つ一つが、達成感や自信につながっていくのですね。
カブ隊の3年間でチャレンジブックを全部クリアしたくまスカウトが、上進式の前にスーパーカブとして表彰されました。
得意なことはどんどん進められても、ちょっと苦手だったり面倒なページはついつい後回しにしてしまったり、いやになってしまったり。
きらいだと思っていたことが、案外そうでもなかったなと感じられたり渋々でも逃げないでチャレンジしてみることでわかることがあったりと、その過程にとても大きな意味のあるブックですが、それでもやっぱりすべて済ませた努力にはみんなからの惜しみない拍手が送られます。
世田谷地区のコミッショナーから送られた、オリジナルチーフリングのシリアルナンバーは82と83。
これからもしっかり頑張ってね!との励ましをいただきました。
今年は小学校2年生のビーバースカウトが6人カブ隊へ。
5年生になったくまスカウト5人がボーイ隊へ。
4人の中学3年生がベンチャー隊へそれぞれ上進しました。
真新しい制服に身を包んでちょっぴり緊張しながら席についていたスカウトたちは、リーダーから名前を呼ばれると大きな声で返事をし、祭壇の前で隊旗を前にちかいの言葉、やくそくの言葉をいいます。
「ぼくはしっかり頑張っていきます」ということを自ら宣言することで、改めて新しい隊で周りの友だちと力を合わせ、自分の力を伸ばし、誰かのために役に立てる人になろうと心に刻みます。
先輩スカウトたちは新しい仲間に合わせてスカウトサインをし、静かに見守ります。
自分の時のことをちょっと思い出し、班長や組長として頑張ろう!と決意を新たにしているかもしれません。
リーダーたちもちょっぴり異動がありました。
昨年に続きビーバー隊からローバー隊まで5人とも14団で子どもの頃からスカウト活動を楽しんできた、いわばスカウトたちにとっての先輩が隊長として活動していくことになりました。
5人全員が隊長経験者で14団をこよなく愛し、スカウトにとっても自分たちにとっても居心地のよい居場所としての14団にしていこう!と早速隊長同士のミーティングも始まっています。
どの子どもたちも、若者も、みんな14団そして地域の宝ものです。
一人ひとりの人生がより力強く心豊かなものになっていくよう、ボーイスカウトの精神が身につく活動がまた新たにスタートしました。