2013年3月23日(土)~25日(月)の3日間、カブ隊は山中野営場にて春舎営を行ないました。
今年のテーマは「風林火山」。まだ冬枯れといったたたずまいのフィールドを広々と使い、まずは組ごとに自分たちの城を作りました。どこに陣地を決めるのかによって、「合戦」の勝敗も決まるので、どの組長たちも真剣そのもの。また、先月近所の成城3丁目公園で練習をした成果が出て木を傷めないように新聞紙を利用したり、ペグを打ったりといった作業はスムーズに進んでいきました。どの城にも「侵入者よけ」に枯れ木を積み上げたり、「松ぼっくり爆弾」が完備されたりと、工夫満点。
城の体裁が整ったところに、なんと信玄もどき武将が家来を引き連れて登場し「勝者を召抱えるつもりである」との申し渡しと合戦の合図のホラ貝が鳴り響きました。不織布で作った剣で、帽子につけた紙風船を吹き飛ばした数を競う「合戦」は、めっきり見なくなった昔のチャンバラそのもの。初めは戸惑っていたスカウトたちもあっという間にコツをつかみ、仲間を助け、城を守りながらの真剣勝負を満喫していました。もちろん小競り合いもおこり、泣いたスカウトもいましたが、子ども同士で解決する絶好の機会となり、組の仲間同士の絆がぐっと深まっていったようです。
スカウトのお母さんたちが腕によりをかけて作ってくれた、愛情のこもった毎日の食事がスカウトにもリーダーにも力を与えたことは言うまでもありません。1人ひとりができることをし、みんなで作り上げた春舎営。これをステップとして夏に向けてさらに活発な活動をしていくぞ!と隊長は心に誓っていました。