競争心から生まれるもの

4月28日(土)~30日(祝月)に八王子のひよどり山キャンプ場で行われた、第17回日本スカウトジャンボリー事前キャンプでのこと。

14団ベンチャースカウト2名、ボーイ隊スカウト4名は、世田谷10団・19団・23団・24団との合同隊・班編成で、10団榊原隊長の率いる派遣隊第2隊での参加となります。
普段14団ボーイ隊は2班編成で活動中ですが、今回のジャンボリーからベンチャースカウトも派遣隊に所属するため班内の年齢層が厚く、またそれが4つもある大きな隊とあっては、自然とお互いの様子が目に入ってくる環境。
しかも一つの班に与えられる空間は必要最低限の広さで、隣同士が隙間なくくっついているとあっては、
「あ、やばい、ちょっと遅れているかも!」とか
「よし、今回はどこよりも早く火がついたぞ!」とか、
「今のうちにこれをすませておこう」などなど、あちこちから声が聞こえてきてしまいます。
普段の14団でももちろん自分たちのくんだタイムスケジュールに合わせて、手早くすべてを行おうと頑張ってはいるのですが、ちょっと残念なのがおっとりしているところ。
そんな足りない競争心が刺激されてか、一緒に過ごしたスカウトたちがそれぞれにきびきびと食事の準備をし、回を追うごとに手早く準備を完了!
「いただきまーす」の声がだんだん早く聞こえるようになりました。

勝ち負けにこだわるのではなく、また誰かに指示されて動くのでもなく、似た境遇の仲間をすぐそばに感じることによって内から湧いてくる競争心がスカウトの行動や表情も変えていく。
だからボーイスカウトって素晴らしい☆☆

日本スカウトジャンボリー 準備開始

8月4日から10日まで石川県珠洲市「りふれっしゅ村 鉢ヶ崎」で開催される第17回日本スカウトジャンボリー。
「冒険 ~能登のチカラ未来へ~」のテーマのもと、全国のスカウトが集結する国内で行われる4年に一度の大きな大会です。

この大会に参加する世田谷の小学校6年生から高校生年代のスカウトの事前キャンプが4月28日から3日間で行われます。
もちろん14団から参加する2人のベンチャースカウト・3人のボーイスカウトと、彼らが所属する隊のスタッフとしてリーダーも参加予定です。
14団は世田谷8団・10団・19団・23団・24団・25団のスカウトとともに「派遣隊第2隊」を編成し、榊原隊長(10団)のもとで7日間(出発は前日夜なので、性格には7泊8日)を過ごします。

長期間自宅を離れ、しかもいつものメンバーではない仲間とテントで生活を送りながらさまざまな体験を楽しみ、友情の輪を広げるためには、なんといっても基盤固めがたいせつ。
同じ世田谷のボーイスカウトでも団によって歴史も雰囲気もそれぞれの特徴があるだけでなく、スカウト一人ひとりにも得意なこと、苦手なこと、またその人らしいペースがあるので、きっと「へー!」「そうなんだ!」にもたくさん出会うことでしょう。
もしかしたらいつものキャンプ以上に気疲れしてしまうかもしれません。
でも、そこを乗り越えてお互いの役割を見出し、困った時もユーモアで解決できるようになったとき、ものすごく大切な宝物を手に入れるのだと思います。
いろいろな人がいて、でも、だからこそ楽しい。
誰もが未熟な存在、助け合えば前進することができる。

これまでそれぞれの団で培ってきた「仲間づくり」の力を存分に発揮して、次に会うのが楽しみになる、そんな時間になるといいな。

世田谷の派遣隊のテーマは「きときと世田谷」。
新鮮・気力が充実しているという意味の、北陸地方の言葉です。
きときと派遣隊第2隊、頑張ってきてね!

ボーイ隊とベンチャー隊、今年もBOSCOに出発

昨日のカブ隊に続き、今日はボーイ隊とベンチャー隊が丹沢でのキャンプに出発しました。

集合場所の教会入り口までは自家用車で送ってもらっても、そそくさと荷物と一緒に車から降りてつまらなさそうな顔つきでやってくるのがボーイ世代ならではのおもしろいところです。

同じキャンプ場でも、別サイト、別プログラムで過ごすベンチャースカウトになるとそういう意地はとっくになく、大きなアタックを背負って自転車でやってきた、久しぶりに会う仲間と余裕ある表情で笑っています。

今日は蓑毛からキスリングを背負って山登り。
身体のまだ小さいボーイ隊スカウトにはその山道が永遠に続くような絶望感いっぱいで、かなりつらい時間になります。出発前から軽い個装リュックだけならどんなにいいかと小声でぐちをこぼしあっていたけれど、去年のキャンプ中のドカ雪を知っている君たちには、今年の残り雪など大したことではないのと同じで、去年より今年、そしてさらにその先はもっともっと楽になるはず。
そしてつらい体験を乗り越えたことは必ず自信になって、自分を助け励ます力が湧いてくるよ。

春の息吹と自然の力強さを感じながら、元気で4日間を過ごしてきてね!

たくさんのエール

ボーイスカウトの進級システムでは、ボーイ隊は初級から始まり、ハイキングやキャンプを経験し、課題に取り組んでクリアしては2級章・1級章と進んでいきます。
ボーイ隊でチャレンジできる最高の章が菊章で、クリアするべき課題の数だけでなく、あらゆる分野での経験と仲間から認めてもらうことも必要なので、いつでも誰でもが手にできる章とは言えません。
章をとること自体は目的にならないけれど、一つの目標を定めて頑張っていく機会を自分に課していくことはとても大事なこと。
新たな自分を発見したり、知らない世界に興味を持つようになるなど、たくさんのことを得ることができます。

さて、ボーイ隊4年目で班長スカウトの菊章団面接が9月2日に行なわれました。
分厚いスカウトハンドブックに載っているそれぞれの章への課題を一つ一つクリアし、途中であきらめず継続してきたことは、本当に根気のいる、素晴らしいことです。
14団アドバイザーの菅野団担当コミはもちろん、ボーイ隊隊長とスカウトのお母さんも列席して、団の代表たちが地区での面接の予行演習にもなるようにと企画しました。

団面接を無事に終え、今度はいよいよ本番。
20日夜弦巻区民センターで行われた菊章地区面接です。
14団団委員長とボーイ隊隊長はもちろん一緒にいたのですが、部屋に入り、バッジのたくさんついた制服を着て難しい顔の(ように見えた)10人もの知らない人の前に立ったとしたら…
誰だって上がってしまいますよね。
それでも、前回アドバイスをいただいたところはちゃんとクリアし、いつもの自分らしくまっすぐ前を向いて一つ一つの質問に丁寧に答えることができたとのこと。本当によく頑張りました!

もちろん、みなさんはいじわるな人たちなんかじゃありません。
全員が世田谷地区内の団で活動しているリーダーたちで、世田谷のスカウト一人ひとりをたいせつに思い、よい環境を整えようと努力している人たち。
つい所属している隊や団の中だけでものを考えてしまいがちだけど、実は14団も世田谷地区の仲間に見守られ、支えられているのですね。
緊張した面接ではあったものの、たくさんの笑顔とあたたかい気持ちも一緒にいただいてきました。

さて、いよいよ菊章伝達式。
3人のコミッショナーと進歩委員会の方が駆けつけてくださいます。
14団のみんなで、一緒にお祝いしましょうね!

新しい冒険の始まり

9月24日は14団の年度替わりの日。
各隊で最高学年のスカウトが一つ先の隊に上進する、けじめの式が行われます。

上進するスカウトたちは、すっかり小さくなってしまった制服から真新しい、ちょっと大きめの制服に身を包んでやってきます。
どの顔もやや緊張した、でも誇らしそうな表情を浮かべていて、教会中に元気がみなぎるよう。

すっかり頼りにしていた先輩を送り出し最高学年に進むスカウトたちも、うれしさの混じった、意気込みの感じられる表情でやってきます。「よし!今度は自分の番だ!」と顔に書いてあるみたい。
これまで新入りで一年目だったスカウトにも、いよいよ後輩ができるので、これまでのように気楽にはしていられませんね。
一人ひとりのスカウトが、新しい一年を迎える日。

これまでよりも、もっと楽しい時間を。
なんでも用意してもらって楽しんできた時代から、少しずつ「自分も楽しい。周りの人も楽しめるように」と考えられる人に。

今よりも、もっとかっこいい自分探しの冒険を。
一緒に過ごす仲間の顔ぶれが少し変わったということは、共に成長し刺激し合える仲間がまた増えたということ。
自分の周りの小さな世界から一歩踏み出して、自分の心も力も伸ばしていける人に。

カブ隊の「やくそく」、ボーイ隊の「ちかい」を聞きながら、「おきて」の言葉を改めてかみしめよう。

ボーイ隊のキャンプでは

8月27日の結団記念式典の一連の行事の中で、「夏の行事・キャンプ報告会」が行われました。
14団の保護者、リーダーだけでなく、ガールスカウト東京都58団のみなさんも見学してくださって、本当ににぎやかなひととき。
あんなに大勢の人たちの前で何かを話すなんて、きっと本当にドキドキしたはず!
前を向いてはきはき発表できたスカウトもいるし、ちょっと小さな声になってしまったり、はずかしくて下を向いてしまったスカウトもいたり、でもそんなことは何にも問題ではありません。
「おとなしい」「のんびり」「自分を表現するのがあまり得意ではない」のイメージの強かったスカウトが、ずっとそのままか?というと、何がきっかけかはわからないけれどキャンプファイヤーを取り仕切って大きな声でリードをとる存在になっていた…などというのはよくある話。
一人ひとりが、それぞれのペースでいいから自分の中に力をためて、生き生きと歩んでいける、何かの助けにボーイスカウトの活動がなっていたらいいなと思います。

 

 

 

 

 

さて、今年の夏のボーイ隊キャンプ。
世田谷10団と同じ本栖湖村営キャンプ場に4泊5日のスケジュールで出かけてきました。
このキャンプ場は近隣の団にもとても人気があるようで、近くには世田谷25団が、ちょっと離れたところには世田谷7団が同じ時期にキャンプ中。
隊長とローバースカウト年代の3名とで臨んだ14団だったけれど、ベンチャー隊隊長が一泊訪問してくれたほかにも同じ世田谷地区での顔見知りの年配リーダーたちが、さりげなく手を貸してくださったとか。ありがたいことですね☆

カブ隊もそうでしたが、設営とか朝礼とか食事の用意とか、なんとなく気になる存在がいてちょっとライバル意識を持っちゃうのは合同キャンプならでは。
最終日のキャンプファイヤーでの寸劇準備のグループミーティングを織り交ぜながら、本栖湖一周ハイキングに10団と14団が右と左に分かれて出発し、湖のちょうど反対側ですれ違うとか、料理が得意な10団のリーダーに一緒に丸鶏のさばき方を習っていろいろな料理を作ってコンテストにしてみたりとか、おもしろさの幅も広がったようです。

いつもそうだけど、このメンバーでのキャンプは大抵この時限り。
満たされた生活空間から離れ、日々の暮らしも自分たちで整えながらの活動は、友だちのありがたさを感じたり、自分が去年よりもっとできるようになったと感じたり、また自然のありがたみを身近に感じられる心豊かな体験です。
一人ひとりの性格やものの考え方や、その成長ぶりをお互いに見つけやすい時間を共にしたからこそ、大人になったのちも「あの時のキャンプは」と懐かしく話が弾むのかもしれませんね。

よい時間・なかま・感動。
もっともっとたくさんの子どもたちにも味わってもらえるといいな。

リーダーの心は

山の日。
高速道路は帰省ラッシュと夏休み、お盆休みで大渋滞。
ボーイ隊は夏のキャンプに電車で出発しました。
行く先は本栖湖村営キャンプ場で、今年は10団ボーイ隊との初めての合同キャンプに臨みます。
もちろん自分たちに必要な荷物は分け合って持っていくものの、大きなものは先行した隊長が自家用車で一昨日の夜運搬済み。
この春のキャンプは思いがけない大雪に見舞われたボーイ隊ですが、夏も本栖湖の自然の中で仲間と5日間過ごす中で協力する体験を重ね、感謝や自然の力への畏怖の気持ちを味わって来てもらいたいなと思います。

キャンプ地で生活を共にすることは、普段の活動以上にスカウト一人ひとりにたくさんの気づきと感動の心、いざという時に対応できる工夫や知恵が育つ絶好の機会なのですが、そういうことをどれだけたくさん味わう機会をスカウトにあげられたかを、リーダーが試されるのがベンチャー隊といえるかもしれません。
高校生年代の彼らには、直接リーダーたちが手を貸すことはしません。
「かわいい子には旅をさせろ」の心境で送りだし、ハラハラしながら(そんな様子はつゆほども見せないけど)帰りを待つことになります。それはもう、保護者とまったく同じように心配もし無事を願って過ごします。

今日はベンチャースカウトが2名のバディーで、移動キャンプに出発しました。
誰にもおぼえがあるように、初めてのチャレンジはいつもわくわくで、ドキッとすることや困ったことに遭遇するほど自分の中に力が湧いてきます。
もちろん、安全にちゃんと戻ってくることは大前提ですが、それをあまりにも心配しすぎないことが大切。
その為にこそ、ビーバースカウトの頃からちょっとずつ積み重ねてきた体験や身につけてきた力が、スカウトを守るのだなあと思います。

素敵な日々になりますように。

三連休は、もちろんキャンプ!

週末に迫った海の日の三連休は、村営山中湖キャンプ場でカブ隊くまキャンプがおこなわれます。
同じ日程でボーイ隊一級挑戦キャンプ、同時にグリーンバー訓練キャンプも予定されているので、くまスカウトにとっては憧れの先輩たちと一緒に過ごせるお楽しみつきです。

なんといっても、6月25日にボーイ隊体験を終えた後のくまスカウトは、すっかりボーイ隊のとりこです。
スカウトだけでカルボナーラスパゲティーを教会の中庭で作って食べるなんて、手厚く守られているカブ隊から見ると、大人っぽさ満点。
解散した後も大満足の笑顔で「楽しかった!」と話していたので、きっとこの三連休も中学生の先輩たちをたくさん観察して、いっぱい得るものがあることでしょう。

今年ボーイ隊4年目の中学3年生のうち班長次長が取り組むグリーンバー訓練には、部活で忙しくしている仲間が久しぶりに参加!
ビーバースカウト、カブスカウトの頃からなんとなく一緒にいるのが当たり前になっているメンバーなので、お互いの弱いところも強みも肌で分かっていて、「気が合う」とか「好き」といった感覚以上の安心感があるのかもしれませんね。

カブ隊・ボーイ隊合同のリーダーサイトには日帰り、一泊参加といろんな隊のリーダーが集まるようです。
スカウトの様子を横目で見るのももちろんだけど、今後のことを考えるミーティングも予定されています。
とはいっても、何より自然を満喫しながらキャンプサイトに身を置きたいキャンプ好きのリーダーたちの、ちょっとした憩いのひとときになるといいな。、

次のステップへ

毎回の活動を楽しんでいる時にはあまり気にならないのだけど…
節目の年には、ちょっと先の自分の未来を考えるチャンスが巡ってくるのもボーイスカウトの素敵なところです。

「小さいビーバースカウト」と言われることも手をつないで大きな輪を作ることにもちょっと抵抗を感じられる頃、カブ隊体験プログラムは小学校2年生のビッグビーバーにとってはびっくりの連続です。
久しぶりに会う先輩たちはすっかりカブスカウトになりきっていて、自分の知らない集合の仕方やリーダーや組長からの指示を聞いている姿はなんだかちょっと眩しい感じ。
帽子取りとかじゃんけんゲームなど、組対抗で競い合うゲームはとっても楽しいし、何より5年生のスカウトが前に立ってリーダーシップをとる様子にすっかり憧れてしまいます。
今年のビッグビーバーたちも、6月25日にカブ隊のアクティブな雰囲気にすっかりとりこになってしまったようです。

一方、カブ隊の最高学年くまスカウトは「もう、ホントやんちゃな後輩たちをまとめるのは大変だよ」という悩みも持ち始めています。
カブ隊に上進した時は全てが珍しく、楽しくわくわくしてきた活動のあれこれがどこか子どもっぽく感じられ、「もっと大人っぽいことがしてみたい」という気持ちもわいてくるころです。
7月2日のボーイ隊体験に参加してみると、自分が一番小さくて、見上げるような中学3年生のお兄さんが(しかも声変わりもしているし!)くだけた様子で近づいてきてぱっぱと指示を出していくことに軽いカルチャーショック。
去年まで一緒にカブ隊で仲よくしていた先輩たちは、そんなことは当たり前といったふうにてきぱき動くのを見てさらに圧倒される思いです。
教会の中庭で火をおこし、昼食を作って食べることがこんなに手間がかかって大変なこと、なにやら男っぽくてかっこいい雰囲気を目の当たりにして、自分もここでみんなと一緒に頑張ってみたい!という気持ちになったそうです。

ボーイ隊をまとめている班長クラスは中学3年生で、受験組もいれば一貫校で部活にまい進しているスカウトもいるので、それぞれの都合に合わせ、ベンチャー隊リーダーとの面談がこれからおこなわれるはずです。
これまで見つめてきた自分や周りのことをもう少し深く考えたり、持っている夢や生き方を具体化できるよう先輩やリーダーと話し合ったり、その足掛かりになるような活動を企画してみたりと、何かを始めれば必ず得られるものがある、ゆるやかだけど一番楽しいベンチャー隊の一員となるのも、すでに一人ひとりに合わせて行われていきます。
進んだ学校や選んだ道によって、それぞれに体験するものが大きく変わっていくこの年代では、お互いの体験を分かち合えるのが素晴らしいところ。人として、どう生きていくかを考得ていくきっかけを、いくらでも作ることができます。

小さなスカウトが少しずつ成長し、できること、知っていることが増えていく姿は本当に感動的です。
よい仲間に恵まれると同時に、自分自身もやくそくときまり、やくそくとさだめ、そしてちかいとおきてを胸に、周りにとってよい仲間でいられますように。
それぞれの家庭で、学校で、そして地域であたたかく育まれていけますように。