みんなの力で! ~もちつき~

またまた大寒波がやってきて、世田谷の気温もぐっと下がってしまうとの予報。
明日の餅つきはまた寒い中での活動になるんだろうなあ…

P111018214団の餅つきは1970年(昭和45年)に始まったそうなので、かれこれもう44回目ともなる伝統行事。
普段の活動になかなか来られないリーダーや、いろいろな理由で退団してしまった元スカウト・元リーダー、OBにとっても、8月最後の日曜日(結団記念式典)と合わせ、12月第2週目の日曜日は
「なんだか教会もボーイスカウト仲間も懐かしい。ちょっと行ってみようかな。」
と感じられるようで、時々とっても懐かしい顔に会えることがあります。

スカウトにとっては日本の伝統行事にふれる絶好の機会。
今年は教会学校の子どもたち、ガールスカウトと聖劇の練習の合間に「もちつき(もちなで??)」を体験します。
ビーバースカウトは子ども用の杵すらも持ち上げるのは大変で、リーダーの手を借りて何とか10回つくのがやっと…という時代から、毎年毎年体も大きくなって力も強くなり、ボーイ隊の班長次長世代(中学2年生くらい)になると、つき手としてもちょっとした戦力になっています。
ベンチャー、ローバースカウトもたくさん集まってくれそうなので、今年も威勢のよい掛け声があたりに響き渡りそうです。

P1110177賑やかな臼からちょっと離れたところでは、かまどの火がぱちぱちとはぜていて寒空にはまるでオアシス!)、大量のもち米を次から次に蒸しあげています。その隣では自慢のアツアツの豚汁も販売予定。
豚肉はもちろん、ゴボウ、サトイモ、ニンジン、大根と具だくさんの一杯が100円、餅入りは150円とかなりお得なうえ、身体の芯から温まるおいしさです。どこの団でも「うちの団の豚汁〈焼きそば、カレーの場合もある〉はうまいよ!」と自慢したがるのですが、いえいえ、14団の豚汁こそ最高ですよ!
具材は、前日ビーバー隊保護者と団委員会で切っておいたもの。段ボールにどっかーんと運ばれてくる野菜をせっせとカットしていく地道な作業に支えられています。

つきあがったお餅はすぐに奥のテーブルに運ばれて、待ち受けるカブ隊以上の保護者が手際よく丸めていきます。できるだけたくさんの方に来ていただけると本当に助かるこの作業、今や餅を自宅でついて丸めるご家庭は本当に少なくなったこともあり、先輩から後輩へその手さばきが伝えられていきます。もちろん、待ち時間にはいろいろなおしゃべり。ここで得られる情報は、かなり耳よりなものばかり。
P1110184もちのつき上がりを待つ間は、餅をさわってかぴかぴになった手が凍えるような冷たさになるのが本当に申し訳なくも気の毒。今年はリーダーたちが少しでも温かく作業できるよう工夫をしてくれる予定です。
しかも、今年は若手リーダーやスカウトの応援ももらう予定。我が子の将来の姿を間近に見たりちょっと質問したり、顔見知りになれるチャンスです。スカウトを家庭で見守り、リーダーのことも陰ながら応援している保護者にとって、もやもやする時期があったとしてもいつしかこんな風に育っていくんだな…と実感できる瞬間もとても大切ですね。

こうしてできあがったお餅は1個100円で販売します。
もう、待ちきれなくて丸テーブルに座ってその場で食べ始める方も大勢いらっしゃるくらい、14団のお餅は大人気なんですよ。
そしておつりを間違えないように、お好みのお餅パックを手渡す役目はボーイスカウトたち。

明日は14団の仲間がみんなで力を合わせる、素敵な日です。