BS隊 2021年8月の活動

8月の最後の日曜日は世田谷14団にとっては“特別な日曜日”。団の誕生をお祝いする結団式の日です。今年は、ちょうど60周年の節目の年になりましたが、みんなで集まることができず、web集会となりました。その集会での各隊エール交換にあたり、ボーイ隊の掛け声=合い言葉をweb集会で相談して決めました。なぜか、チャットで話し合うスカウトたち。不思議な雰囲気ですが、アイディアも意見もどんどん出てきます。決まったのは「僕たち、14団、せーの!『一致団結できるボーイ隊‼』」。みんなで一緒にキャンプに行ったり、ハイキングしたりできない日々ですが、スカウトの思いはいつも共にあります。

8月も、9月も、キャンプには行けそうにありません。コロナ対策として用意していたソロテントを各自に持ち帰ってもらい、「お家でテント」体験をしました。次々に、ボーイ隊LINEに写真が送られてきました。本来、ボーイ隊は班活動。昔ながらのA型テントを使用します。班員が、それぞれのキスリングで重いパーツを分担して運び、協力して建て、夜はぎゅうぎゅうになって寝ます。イレギュラーなことではありますが、スカウトたちは夏気分を味わい、自分で建てて、自分でしまう…新しい学びもあったようです。

BS隊 2021年7月の活動

7月4日、緊急事態宣言前に、ボーイ隊は久しぶりに集まっての活動をしました。その2週間前に団のみんなでキャンポリーキックオフweb集会をしましたが、そのときに見た指令書は、いいところで終わっていましたので、密にならないようにみんなで続きを見ました。

「すべてのいのちを守るキリスト者の祈り」をゆっくり祈り、このお祈りの意味を考えてみました。無関心を遠ざけるとは?他者を思うこと、身近に、世界に、困っている人がいないでしょうか?スカウト一人ひとりが気付いたことを話し、みんなで共有することができました。

そして、キャンポリーのお話の後は進級課題に取り組みました。実際に会えるのは貴重な時間です。この機会を活かし、それぞれが“今”できることにチャレンジしました。

再び緊急事態宣言が発令され、対面での活動ができなくなりました。キャンポリーミッションへの取り組みも、web隊集会と家庭での宿題とで何とかクリア。この世界がよりよいものになるように、他の人に幸福を与えられるように、自分たちがスカウトとして実行を目指す“ちかい”を班ごとに考えました。その時々で工夫をしながら、スカウティングを続けています。

第12回全国カトリックスカウトキャンポリー、世田谷14団のキックオフweb集会

6月20日、JCCS第12回全国カトリックスカウトキャンポリーの開会にあたり、世田谷14団のキックオフ団集会をwebで行いました。

このキャンポリーは、当初、淡路島での開催が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症のために新しいかたちとなり、「あなたがいるところ、私たちがいるところ、どこでも」会場となり、6月から10月の期間をかけて、全国のカトリック教会のスカウト約2,000人が、時間と場所を超えて「ひとつになる」ことを目指します。

14団では、イースターのweb集会以来、久しぶりに団のみんなが顔を合わせました。ローバースカウトの司会進行のもと、皆で、東京カテドラル聖マリア大聖堂で先行して行われた開会式の動画を見て、大波のように♪を歌い、神父様とお祈りをしました。web上ではありますが、ビーバースカウトからローバースカウトまで、笑顔が見えた嬉しいひと時でした。

これからキャンポリーは、隊ごとの活動に移り、「さあ、沖へこぎだそう!-スカウトのみちを-」をテーマにミッションに取り組んでいきます。B-P(ボーイスカウトの創始者ロバート・ベーデン=パウエル)が、そのラストメッセージに「幸福を得るほんとうの道は、ほかの人に幸福を分け与えることにある」と残しているように、様々な困難がある日々ですが、神さまに信頼し、その愛の息吹を受け、「ほかの人に幸福を分け与える航路(みち)」を、沖へこぎだします。

 

 

2019年の締めくくり、リベンジキャンプ

ボーイ隊、12月30日から31日と一泊二日教会でキャンプをしました。秋に行う予定だった新人歓迎キャンプが色々な都合で出来なくなりそのリベンジです。
参加者は少なめですが、午前中は立ち竈作り。雨の上がった午後からはテントを立てました。夕食は定番のカレーライス。水の分量を間違えてスープカレーになったとか。でも味はとってもよかったそうです。
夕食後は夜回りへ。夜回りは26日から31日までの毎晩行われています。教会に戻ってからは焚き火を囲んで隊長とボンファイヤー。何を話しているのかな。今までのこと、これからのスカウトとして等いろいろ話したみたいです。
31日夕方には一旦帰宅。夜再度出て来て最後の夜回り。そのまま教会で年越しそばを食べて深夜0時の元旦ミサに与ります。

今年一年、ボーイスカウト世田谷14団の活動を支え、応援してくださった皆様、ありがとうございました。
2020年もスカウトが楽しめボーイスカウトをやっていて良かった、世田谷14団に入って良かったと思えるように指導者、団委員、関係者一同頑張って行きたいと思います。

 

新しい年

ちょっと遅くなってしまいましたが…
あけましておめでとうございます。
新しい年。
そして、平成から次の御代に移るけじめの年のはじまりです。

ボーイスカウト世田谷第14団は、6日の餅つきで2019年の活動を始めました。
前日の暖かさはどこへやら、冷たい風がビュービュー吹き荒れる中でしたが、ビーバー隊からベンチャー隊まで、スカウトたちは「自分たちのできること」を考えながら、一生懸命お餅を搗きましたよ。
お父さんやお母さんの応援ももらいながら、手にくっつくとなかなか取れないお餅と格闘したり、ほおばるとびっくりするぐらい伸びていくお餅に思わずにっこりしたり。
現代の日本ではなかなか体験できない「つきたてのお餅」を楽しみました。

13日は世田谷区役所で行われていた「新年子ども祭り」に参加しました。
年長さんや小学校1年生のビーバー隊スカウトは、リーダーと一緒にゲームやクラフトコーナーで遊んできました。
小学生のカブ隊スカウトたちは、それぞれの組長が組のみんなと相談してみんなのいきたいコーナーを選んで回ってきました。帰る時間になってもホットカルピスの魅力に打ち勝てず、走ってもらいに行ってしまったのもご愛敬です!
高学年から中学生のボーイ隊スカウトたちは、「遊んでもらう」から「誰かのために」「自分にできること」で、ごみステーションでごみの管理をお手伝いしました。
「遊んでもらう」のは確かに楽しいけれど、「遊んであげる」「喜んでもらう」のもそれ以上におもしろいな!に気がつくチャンスになっていたらいいな。

さて、20日はビーバー隊は久しぶりにビーバー隊だけの活動で「福笑い」をしました。
まずは笑う練習もしないと…で、大きな声のリーダーが「は、は、は!」と音頭を取ってみんなでまねをしながら、すぐにお互いに顔を見あって大笑い。
だって、リーダーって本当に楽しそうに笑うんだもの。

ボーイ隊はスカウトハウスでレポートと班集会中。
自分たちで考えて決めたことを行えるって、本当に素敵。
普段の生活ではなかなか冒険には結びつけるのは難しいけれど、ボーイ隊ではリーダーが程よい距離感でかかわっているので、安心しながらチャレンジ!ができます。

そして27日は、カブ隊スカウトたちが再び「ダーツの旅」に出発します。
6日に行く場所を決め、何をして、どんなことを発見してくるかを組集会で準備してきました。
さて、どんな「びっくり!」「知らなかった!」「おもしろい!」に巡り合えるかな。

今年も14団スカウトたちは、今年も楽しい冒険を繰り広げながら、「なかまっていいな」「こんなふうに過ごした「らみんなが楽しいな」「僕はこんなこともできるんだ!」を味わっていきます。
興味をお持ちの方、どうぞお気軽にお問い合わせくださいね。

ドキドキの体験

6月24日は、小学2年生のビッグビーバーたちにとって記念すべき一日となりました。

いつものように教会にやってきたスカウトたちですが、毎月発行される「ビーバーつうしん」をちゃんと読んでいたとみえて、いつも以上に「今日はどんなことをするのかな?」が知りたい様子。
ビーバー隊はかるたづくりをするのだけど、ビッグビーバーはどうやらその時間はカブ隊に入って体験をするらしい。
あの紺色の制服の先輩たちはちょっと大きいし、元気いっぱいだし、どうしていいのかわかんない。

え?頼りにしている隊長は、ぼくたちといっしょに行かないの!?
それを知った時の2人の顔といったら…!
背筋がピンとまっすぐになってしまい、全身緊張。
「大丈夫!隊長はすぐそばにいるから」といいながら、2人の気持ちをほぐすのに一生懸命の隊長…!
一年経たない間に、こんなに強いきずなが生まれていたんだね。

去年隊長だったリーダーの顔も見えたし、もちろん2人ともカブ隊の隊長にもまた組の仲間にもすっかり溶け込んで、カブ隊のなかまたちの大きな声援を背に、最後には帽子取りで対決までできました。
カブ隊でのセレモニーが終わって、やっとやっとビーバー隊に戻ってきたときの2人は、ちょっと誇らしそうで、それでも緊張を完全にほどくように口にはできないいろんな思いを「隊長の靴をける」とか「隊長にまとわりつく」で発散していました。かわいいね。

初めの一歩は本当にドキドキ。
どんなことをするのか、どんな雰囲気なのかがわからなければ、不安になるのは当たり前。
だけど、ちょっと頑張って飛び込んでみればどうってことないや!と思える素敵な体験でもありました。

家に帰って「ぼくは、カブ隊に行くよ」と宣言したとママから聞いて、リーダーたちは大喜び。
ビーバーで終わってしまうなんて、本当にもったいない。
カブ隊で、もっともっとたくさんの「びっくり!」「おもしろい!」「知らなかった!」を体験してもらいたいな。

さて、明日の1日。
今度はカブ隊の5年生くまスカウト達が、ボーイ隊体験をします。
制服がもうぱっつんぱっつんになってしまうほど成長してきた彼らも、ボーイ隊の中に入れば一番下っ端。
先輩たちと一緒に野外料理を作りながら、カブ隊ではできなかったあんなこと、知らなかったこんなことをたくさん味わう時間になるといいな。
初めてのことに緊張しても、そこを超えて新しい世界にチャレンジしていこう。
きみたちには可能性がたくさんあるのだから。

競争心から生まれるもの

4月28日(土)~30日(祝月)に八王子のひよどり山キャンプ場で行われた、第17回日本スカウトジャンボリー事前キャンプでのこと。

14団ベンチャースカウト2名、ボーイ隊スカウト4名は、世田谷10団・19団・23団・24団との合同隊・班編成で、10団榊原隊長の率いる派遣隊第2隊での参加となります。
普段14団ボーイ隊は2班編成で活動中ですが、今回のジャンボリーからベンチャースカウトも派遣隊に所属するため班内の年齢層が厚く、またそれが4つもある大きな隊とあっては、自然とお互いの様子が目に入ってくる環境。
しかも一つの班に与えられる空間は必要最低限の広さで、隣同士が隙間なくくっついているとあっては、
「あ、やばい、ちょっと遅れているかも!」とか
「よし、今回はどこよりも早く火がついたぞ!」とか、
「今のうちにこれをすませておこう」などなど、あちこちから声が聞こえてきてしまいます。
普段の14団でももちろん自分たちのくんだタイムスケジュールに合わせて、手早くすべてを行おうと頑張ってはいるのですが、ちょっと残念なのがおっとりしているところ。
そんな足りない競争心が刺激されてか、一緒に過ごしたスカウトたちがそれぞれにきびきびと食事の準備をし、回を追うごとに手早く準備を完了!
「いただきまーす」の声がだんだん早く聞こえるようになりました。

勝ち負けにこだわるのではなく、また誰かに指示されて動くのでもなく、似た境遇の仲間をすぐそばに感じることによって内から湧いてくる競争心がスカウトの行動や表情も変えていく。
だからボーイスカウトって素晴らしい☆☆

日本スカウトジャンボリー 準備開始

8月4日から10日まで石川県珠洲市「りふれっしゅ村 鉢ヶ崎」で開催される第17回日本スカウトジャンボリー。
「冒険 ~能登のチカラ未来へ~」のテーマのもと、全国のスカウトが集結する国内で行われる4年に一度の大きな大会です。

この大会に参加する世田谷の小学校6年生から高校生年代のスカウトの事前キャンプが4月28日から3日間で行われます。
もちろん14団から参加する2人のベンチャースカウト・3人のボーイスカウトと、彼らが所属する隊のスタッフとしてリーダーも参加予定です。
14団は世田谷8団・10団・19団・23団・24団・25団のスカウトとともに「派遣隊第2隊」を編成し、榊原隊長(10団)のもとで7日間(出発は前日夜なので、性格には7泊8日)を過ごします。

長期間自宅を離れ、しかもいつものメンバーではない仲間とテントで生活を送りながらさまざまな体験を楽しみ、友情の輪を広げるためには、なんといっても基盤固めがたいせつ。
同じ世田谷のボーイスカウトでも団によって歴史も雰囲気もそれぞれの特徴があるだけでなく、スカウト一人ひとりにも得意なこと、苦手なこと、またその人らしいペースがあるので、きっと「へー!」「そうなんだ!」にもたくさん出会うことでしょう。
もしかしたらいつものキャンプ以上に気疲れしてしまうかもしれません。
でも、そこを乗り越えてお互いの役割を見出し、困った時もユーモアで解決できるようになったとき、ものすごく大切な宝物を手に入れるのだと思います。
いろいろな人がいて、でも、だからこそ楽しい。
誰もが未熟な存在、助け合えば前進することができる。

これまでそれぞれの団で培ってきた「仲間づくり」の力を存分に発揮して、次に会うのが楽しみになる、そんな時間になるといいな。

世田谷の派遣隊のテーマは「きときと世田谷」。
新鮮・気力が充実しているという意味の、北陸地方の言葉です。
きときと派遣隊第2隊、頑張ってきてね!

ボーイ隊とベンチャー隊、今年もBOSCOに出発

昨日のカブ隊に続き、今日はボーイ隊とベンチャー隊が丹沢でのキャンプに出発しました。

集合場所の教会入り口までは自家用車で送ってもらっても、そそくさと荷物と一緒に車から降りてつまらなさそうな顔つきでやってくるのがボーイ世代ならではのおもしろいところです。

同じキャンプ場でも、別サイト、別プログラムで過ごすベンチャースカウトになるとそういう意地はとっくになく、大きなアタックを背負って自転車でやってきた、久しぶりに会う仲間と余裕ある表情で笑っています。

今日は蓑毛からキスリングを背負って山登り。
身体のまだ小さいボーイ隊スカウトにはその山道が永遠に続くような絶望感いっぱいで、かなりつらい時間になります。出発前から軽い個装リュックだけならどんなにいいかと小声でぐちをこぼしあっていたけれど、去年のキャンプ中のドカ雪を知っている君たちには、今年の残り雪など大したことではないのと同じで、去年より今年、そしてさらにその先はもっともっと楽になるはず。
そしてつらい体験を乗り越えたことは必ず自信になって、自分を助け励ます力が湧いてくるよ。

春の息吹と自然の力強さを感じながら、元気で4日間を過ごしてきてね!