ビーバースカウトたちのヒーロー

1012586_1511726219049410_5656620482882862539_nビーバーラリー2014は、今年も五月晴れの砧公園で。豊かな緑と陽ざしの中で、世田谷じゅうのビーバースカウトが集まって「WASHOQUEST(和食エスト):和の大事な調味料さ・し・す・せ・そ を発見、体験しよう!」で盛り上がりました。

14団は20団と合同でチェックポイントを担当。20団リーダーが作ってきてくださったかっこいい兜をかぶっているビーバー副長3人組は、かつてはもちろん14団ビーバースカウト。カブスカウト時代はそのやんちゃぶりでリーダーたちが時には手を焼き、ときにはおなかを抱えて大笑いをする強烈なメンバーの一員だったのだけど、中学生になると部活が忙しくなったりや体調を崩したりで随分御無沙汰だった。

ママたちのすごいところは「子どもにもやりたいことがあって、それぞれの都合もある。いつかまた始めたいと思う日はきっと来るから」とまったく動じないで見守っていたところ。それぞれがいろんな体験をして落ち着いて、ふと14団を思10336684_1511376402417725_7472771979365151996_nい出した頃の絶妙なタイミングで声がかかり(というか、声をかけて)、徐々にカムバックしたローバースカウト。
走り回って遊んでくれる人、まったりにこにこしている人、余計なことは言わないしっかり者と、それぞれのキャラに惹かれるビーバースカウトたちがいつもまとわりついて遊んでもらっている。

ビーバーラリーの午後、ローバースカウト対ビーバースカウトのオッポトリ対決という無謀な企画。なんといっても、ローバースカウトは腰に10本の紐をつけて逃げるだけ。ビーバーのオッポを抜くことはできないルールは過酷すぎる。それでも一人は「おれ、ぜーったいに抜かれない。14団魂だ」とかたく決心している。それをきいて「だな!よし、14団だからな!」とちょっとお手伝いに来たつもりのリーダーまで、すっかりその気になっている。「よーい、始め!」の合図で世田谷地区のローバースカウト15人はビーバースカウト86人と見学の子どもたち38人が待ち構える輪の中に勇んで入っていき、・・・・あえなく惨敗。

つい目先のことで判断してしまいがちだけど、子どもって本当にすごい存在。周りの大人がどんなに期待をし矯正しようとしても、自分が持って生まれた力を発揮して思うように生きていく。もっと良い環境を、もっと正しい道を示さなくっちゃ!子どものために!って大人は考えがちだけど、そんなことはたぶん余計なお世話で、大人を必要な時は子ども自身が知っている。
失敗して、自分で考えて、やり直す機会を与え、知っているけれど知らんぷりで、大人同士のネットワークはちゃんとはりめぐらしておいて、ちょっと危ない…という時には出ていく体制をとっておく。ボーイスカウトだからこそ作り出せる環境だね。

ローバー隊入隊式

P1120076昨日の14団でのプレゼントな一コマ。
団委員会の最中に今年2度目のローバー隊入隊式。

前回の入隊式がずれ込んでいたからなのだけど、そんなことは大したことではないなって思う。だって、見て!14団にはローバースカウトがこんなにたくさんいて(もちろん全員来ていたわけじゃないから、もっといるんだけど)、しかも多くのスカウトたちが後輩たちの面倒を見ながら元気に活動にやってきている。こんなに素敵な光景、なかなか見られるものじゃない。

団委員長はずーっと願っていたんだよ。ローバースカウトたちが自治での活動を展開していくこと。言われるがままの各隊奉仕ではなくて、自分は何がしたいのかを考える、そして行動すること。集まって話したり笑ったりしている姿を見られるのは、なんて幸せなことだろう。P1120090

たまたま14団で出会って小さい頃はいつも一緒にいたのだけど、成長とともにそれぞれの時間を生き、一人ひとりが自分の世界をたいせつにしてきた子たち。みんなそれぞれの時間を精一杯生きているんだよね。
そこにいてくれるだけで、うれしい。14団の希望がまた増えたよ。

 

宗教章

1級以上のボーイスカウト、ベンチャースカウト、そしてローバースカウトがチャレンジできる宗教章は、福島神父様のご協力をいただき一昨年より成城教会での取得ができるようになりました。今年もガールスカウト東京63団スカウトとともに、6人のスカウトが6回の講習を受け、全員でのミサをおこない、侍者としての役目や感想を提出し修了することができました。

4月、5月の朝礼で団委員長から授与されました。

スカウトフェスタ開催

今年も4月29日に恒例の「スカウトフェスタ」を開催致しました。
14団のスカウト募集活動の一つであり、ちびっ子達またその親御さんにボーイスカウトを知って頂くイベントです。
当日は天気の神様も雨を降らすのを遅らせてくれて無事外で活動が出来ました。
今年は桃太郎をテーマした鬼ヶ島を回るラリー、教会でのゲームコーナーそして昼間なのになんとキャンプファイヤーまでしました。
スカウトはもちろん見学に来てくれた子ども達も大いに楽しめた一日ではなかったかと思います。
ご協力頂いた保護者の方々ありがとうございました。

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ローバー隊入隊式

1456077_1481353368753362_1766955747_nもろもろの事情で遅くなってしまったのだけど、3月9日17時から中庭でローバー隊入隊式。隊長から励ましの言葉をもらい、先輩たちに囲まれて何やら意味深なポーズで14秒持ちこたえ、ようやく仲間に迎え入れられました。

受験もそうだけど今の子どもたちはなんだか忙しそうで、ボーイスカウトからちょっと離れてしまうことも結構ある。だけどこういう節目に声をかけるとちゃんとやってきて、「お久しぶりっす!」と照れたように笑う。迎える仲間たちも「おう」とか「よう」とか言って、昨日もおとといも一緒に過ごしたような雰囲気。回数が少なくても、長い期間同じ体験を共有してきたって強いんだね。

ローバーが8人も集まって、近況報告から昔話までにぎやかなこと。「いい顔して!」「次は笑って!」「はい、変顔!」のリクエストにもちゃーんと答えてくれてありがとう。いいなあ、14団。みんなが舵をとって「14団らしさ」を作り上げる時代が楽しみだよ。

 

 

マラソン大会

14団では40年以上も続いている団行事「マラソン大会」ですが、今年も2月2日スカウトミサのあと、 いつもの多摩川五本松で行われました。

朝の各隊セレモニーを終え、ビーバー隊とカブ隊は電車で和泉多摩川へ。

ボーイ隊は久しぶりにタクミ班長が来ていて、相棒のトモチカ班長が実にうれしそう。 後輩8人を従えて颯爽と自転車で五本松に向かいます。

炊事章取得をめざし90人分の豚汁を作りに行くベンチャースカウトのマサキとユウも、 隊長とともにやはり自転車で移動。 前日団委員長にいろいろ教わりながら準備を整えたグッズを乗せ、リーダーが運転する車も後に続きました。

お昼頃の雨を気にしつつ、準備体操を終えたスカウトたちは学年に見合った距離をそれぞれに走り始めました。

小学生のカブ隊は2㎞以上の距離。 小学2年生のうさぎスカウトは体調不良のお休みが多く、カブ隊体験中のオウガ君がケイジと隊長、 リーダーたちを従えて走っています。 朝来た時には、「マラソンは得意じゃないんだ。」と小さな声で言っていたけれど、 みんなの歓声の中見事一位でゴール!

小学3年生のしかレースではヤマトが、小学4年生のくまレースではマサルがダントツ一位でゴール。 そのまますぐに仲間の応援に回ります。 カブ隊ではいつも周りの友達を気にかけ、励ましたり一緒に喜んだりするのが当たり前になっています。

短距離をとっくに走り終わったビーバースカウトたちは、引き続き段ボールすべりの真っ最中。 多摩川土手をごろごろ転がったり頭から突っ込んだり、繰り返し滑ってあっという間にみんな草まみれ。 ローバースカウトでもあるヒデトリーダーが一緒に滑ると、みんなで大喜びです。

  

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多摩の歴史を巡る旅

5月11日~12日、オーバーナイトハイクがおこなわれました。

予報通りの雨模様で始まった今大会は、田中RS隊長の企画を元にローバースカウトを始め応援指導者たちの協力のもとに無事終了することができました。カモシカ班12名シェパード班11名とガールスカウトは、17:00出発から所要時間約11時間35.8kmを歩ききることができました。雨天対策は少し甘く考えていたものの、当日の動きの力強さは「これぞ14団」と納得するものでした。

今大会で初めて取り入れたのがメーリングリスト。その場の情報を本部で集約し一括送信することで、本部にも現地で奉仕中の指導者たちにも情報がまんべんなく行きわたり、効率の良い情報管理ができました。この大会で歩くスカウトを陰で支えたのが頼もしいベンチャースカウトたち。これまでの経験を生かし、くじけそうになる後輩を励まし、安全面・精神面で大活躍しました。

テーマ:多摩の歴史を巡る旅 ~強靭な体力・精神力を養いながら地域の歴史を学ぼう~

多摩市立山王下公園→平山城址公園→高幡不動→関戸公園→大国魂神社→多摩霊園正門→武蔵野の森公園→柴崎公園→成城教会

スカウトフェスタ

IMG_4446晴天に恵まれ、2013年4月29日(月祝)にカトリック成城教会で開催されたスカウトフェスタは、13家族のご参加を頂きにぎやかに楽しく終了することができました。
14団では2月に保護者有志による実行委員会を立ち上げて、「自分にできることはなにか」や見学に来られる方にとって「してもらいたいことは何か」などを相談しながら準備を進めてきました。見るからに楽しそうで、つい入りたくなるようなポスターや飾りを作った製作班、お昼のおいしいみそ汁やコーヒーを用意した食事班、来場された方々のサポートを担当したサポート班、スカウトや遊びに来てくれるお子さんのためにゲームを用意したゲーム班・・・そのほかに、世田谷区広報板にちらしを貼りだす作業を担当してくれた本当にたくさんの 保護者の仲間の力あってこそのフェスタとなりました。

IMG_4493当日の主役はもちろん子どもたち。
14団のスカウトは普段通りの自分たちの活動の中に、お客様を迎えて一緒に遊ぶ体験をすることができました。参加してくださった多くのお子さんたちが、それぞれの年齢に応じた隊でのひと時を楽しそうに過ごされていて、見ていて本当に幸せな気持ちになりました。

午後は高校生スカウトによるキャンプファイヤー「練習編」で盛り上がりました。
彼らはみんな幼いころから一緒にここで育ってきて、よいことはもちろんやんちゃなことも一緒に体験してきただけにこうした時の結束力はさすがでした。ボーイスカウトは、毎回の活動を通していつの間にか自分の中に力や自信が生まれてくる、本当に不思議で素敵な運動です。子どもにとってはもちろんですが、大人になっても彼らをサポートしながら自らの中に眠っている力を引き出すことができるのも魅力のひとつです。核家族ではなかなか味わえない縦横のつながりの中で、一人ひとりの子どもたちを見守り育んでいくことができる、
温かさいっぱいの14団に、どうぞこれからも体験・見学にいらしてくださいね。

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もちつき

保護者は14団の陰の力です。
いざ、という時にはまず集まってスカウトのため、14団のために一肌脱いで頑張っちゃういい人ぞろい。
スカウトだけでなく、保護者同士もとてもよい仲間であることは、14団の誇りでもあります。
8日はビーバー隊保護者が中心となって、翌日の豚汁の下準備を行ないました。
9日は早朝からボーイ隊保護者、続いてカブ隊保護者が集まり、つきあがったもちをまるめたり販売したり、
スカウトの餅つき体験をサポートしました。
若手リーダーに交じってお父さん達8人も助っ人に来てくださり、
40kgのもち米が次々の艶のあるおいしそうなお餅に代わっていきました。
成城教会の中庭には多くの方が集まってつきたてのお餅とアツアツの豚汁を頂きながら、
日本の伝統文化を楽しみました。

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結団51周年記念式典

世田谷14団(東京182団)が誕生して51年。これまでの半世紀の間「8月最後の日曜日は記念日」と大切にしてきました。
8月26日は現在のスカウト・指導者だけでなく懐かしい顔も訪れ、大切な日をともにお祝いすることができました。式典の中では発団からずっとお世話になっている神父様や成城教会の神父様から温かい励ましの言葉をいただいたり、新しく仲間に加わったスカウトの紹介や宗教章の伝達も行なわれ、これからの新しい一年に心をひとつにしました。その後行われた「一つ釜の飯を食おう会」も先輩たちがとても大事にしてきた行事で、現役保護者の手で用意された大鍋2つ分のカレーを皆で分かち合いました。
スカウト達が何より楽しみにしていたのは、やはり営火。今年もベンチャースカウトが頑張ってリードをとり大いに盛り上がりました。特に今年はベンチャー仲間の友情に満ちたあたたかい雰囲気がいっぱいで、同じ成城教会で活動するガールスカウト東京58団の仲間と共に楽しい時間を過ごせたことに感謝でした。

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