デンリーダー勉強会

14団ではくまスカウト保護者の方に一年間デンリーダーをお願いし、カブスカウトの活動をサポートしていただいているのですが、毎年この時期に「デンリーダーが必要なわけ」「カブ隊はどういうことをめざしている隊か」「どんなスカウトがいて、デンリーダーは何をすればいいのか」などを確認し合う勉強会を開いています。
7月23日(日)早速しかスカウトの保護者のみなさんに集まっていただき、自己紹介やフリートークと同時に、隊長ともざっくばらんに打ち解けた話をしていただいて、とてもいい時間を過ごすことができました。

デンリーダーはちょっと気が重い…と感じる方もいらっしゃって…
これまで送迎だけでよかったのに、我が子と同時に家を出て担当の組のスカウトと行動を共にし、一人ひとりを見守り、月に一度はリーダー会議に出席するなんて…。
スタートするまでは本当に大変に思えてしまうのですが、スカウトたちと仲よくなるにつれ、一人ひとりの成長が大きな喜びとなっていくのが本当に不思議です。
カブ隊でスカウトの一番身近な存在として活動に参加する一年は、スカウトたちの思いがけない言葉や豊かな発想に感心することも多いし、家では甘えっ子の我が子が、隣の組の一番前に立って後輩を整列させ組集会の真ん中で話をまとめようとしている姿にちょっとくすぐったい思いを味わったり、家に帰ってからもカブ隊の仲間としての会話が弾むなど、子育ての中でも特別な時間になることまちがいなしです。

いつの時代のデンリーダーも「今、この時」に楽しい思いをたくさん味わっていただけたらいいなと思います。
今年は9月27日(日)夕方、上進式で2018年度デンリーダーもデビュー!
団のみんなで応援していきましょうね☆

~14団NEWS2号(メルマガ版)より~

三連休は、もちろんキャンプ!

週末に迫った海の日の三連休は、村営山中湖キャンプ場でカブ隊くまキャンプがおこなわれます。
同じ日程でボーイ隊一級挑戦キャンプ、同時にグリーンバー訓練キャンプも予定されているので、くまスカウトにとっては憧れの先輩たちと一緒に過ごせるお楽しみつきです。

なんといっても、6月25日にボーイ隊体験を終えた後のくまスカウトは、すっかりボーイ隊のとりこです。
スカウトだけでカルボナーラスパゲティーを教会の中庭で作って食べるなんて、手厚く守られているカブ隊から見ると、大人っぽさ満点。
解散した後も大満足の笑顔で「楽しかった!」と話していたので、きっとこの三連休も中学生の先輩たちをたくさん観察して、いっぱい得るものがあることでしょう。

今年ボーイ隊4年目の中学3年生のうち班長次長が取り組むグリーンバー訓練には、部活で忙しくしている仲間が久しぶりに参加!
ビーバースカウト、カブスカウトの頃からなんとなく一緒にいるのが当たり前になっているメンバーなので、お互いの弱いところも強みも肌で分かっていて、「気が合う」とか「好き」といった感覚以上の安心感があるのかもしれませんね。

カブ隊・ボーイ隊合同のリーダーサイトには日帰り、一泊参加といろんな隊のリーダーが集まるようです。
スカウトの様子を横目で見るのももちろんだけど、今後のことを考えるミーティングも予定されています。
とはいっても、何より自然を満喫しながらキャンプサイトに身を置きたいキャンプ好きのリーダーたちの、ちょっとした憩いのひとときになるといいな。、

周りが認めて

ボーイスカウト活動を続けるうちに、いつの間にか自信が芽生え、周りのことがよく見えてきたり困っている誰かにちょっと手を差し伸べる勇気が生まれ、よい種まきができるようになるのだけど、「楽しいな」「もっと続けたい」と思えるような仕掛けがあります。
もちろん、スカウト同士やリーダーとのつながりが楽しくて続けていけるのが一番大きいのですが、コツコツ頑張ってきた結果を認めてもらったり、仲間の前で褒められたり、ちょっとした特別な言葉やグッズを贈られることも大きな励みや憧れになりますよね。

ビーバースカウトでは、集会に参加すると葉っぱのシールを一つもらえ、それがたまると「小枝」をみんなの前でリーダーからもらうことができます。
カブスカウトでは、年代ごとのクリア章や得意なことにも苦手なことにもとりくんでいくとチャレンジ章をもらうことができるし、ボーイスカウトは努力次第で2級や1級のバッジを制服に縫いつけられるきまりがあります。
菊章、ベンチャースカウトの隼章や富士章といった章は、隊や団の仲間だけでなく、世田谷地区の仲間もお祝いに駆けつけてくれる魅力あるもので、スカウトの心をくすぐってやみません。

大人になり、または大人になってから始めたリーダーにも、5年ごとに「頑張ったね、ありがとう」の章も用意されているのですが、団の仲間みんなが「この人をぜひ表彰したい」と考えた時に贈ることのできる特別な章もあります。
特に素晴らしい活躍をしたことだったり、目立たずいつも縁の下での活動を長くしていることだったり、スカウトやリーダー仲間をひきつけてやまない、魅力のある存在だったり、その理由は様々ですが、獲得するために頑張るものではなく周りから認められて贈られることに特別な意味があります。

6月4日、いつものスカウトミサの後の朝礼で、14団でカブスカウトを始め、大人になってからは主にカブ隊のリーダーや隊長としてたくさんのスカウトや後輩リーダーを育て、3人の子どもたちのパパとなった今も活動を続けているリーダーが表彰されました。
若いころから大きな声を出すこともなく、いつもひょうひょうとしていて、肩に腕に腰に、時には膝にまでスカウトがくっついて歩いているのが当たり前で、生意気盛りのカブスカウト達にとっては甘えることのできる、でっかい大好きなお兄ちゃんといった存在。
「年ごろなのに女の子とも遊ばず、日曜日に我が子たちのめんどうを見てくれるなんて」
と、当時のデンリーダーたちは感嘆しきりで、年に一回くらいスカウトが怒鳴られると、むしろ彼にそうさせたことでママやデンリーダーからさらに叱られるのでした。

穏やかな笑顔と、いざという時には絶対頼りになることは変わらないまま。
パパが大好きな子どもたちが「ブランコ、ゆらして」と走ってくると「はーい。ちょっと待ってね」とあやしながら何ごともなかったようにスカウトへの指示を続けると、スカウトの方が「ちゃんと話を聞いて、早くブランコに行かせてあげなくちゃ」と自然とピシッとしてしまう、素敵な光景も今は当たり前。
最も身近な目標となるリーダーと、また来週も楽しく活動していこうね☆☆

2017/06/06 | カテゴリー : 指導者 | 投稿者 : AH

団倉庫かたづけ 1回目

スカウト活動に役立つグッズはいろいろあって、大きなものはカトリック成城教会内に設けた団倉庫に保管してあります。IMG_7721
テントや自立式タープ、団行事で使う大きな鍋類、食器、ランタンなどなど、先輩から受け継がれたものや隊費を貯めてようやく購入したものが、その時々の片づけ上手の指導者の手で整然とおさめられるのですが、どうしても出し入れが重なると必要なものが奥深くに入り込んでしまったり、誰かの忘れたキャンプ椅子がいつまでも置き去りにされて雑然としてしまいます。
一度全部を出して、本当に必要なものはどれか、たりない部品はないかをチェックしたいと誰もが思っているのですが、なかなか重い腰が上がらない。

今月の団会議。
「物には心も宿っているんだよ。捨てるのは簡単だけど、感謝の気持ちをもって処分できるリーダーでいてほしい。ぼくはもう年を取っていて力はないけれど、物品管理ならできるから、みんなと一緒に片づけたい」と声を上げたのは、14団でずっと活動を続けている上田副団委員長です。
おお!好機到来!
その熱い言葉に大いに感激した若いリーダーたちが、さっそく19日10時から団倉庫の備品点検を決定!

6人のリーダーが倉庫と中庭を何度も往復し、重いものは2人がかりで外に運び出し、一つ一つの備品を広げてみては確認していきます。
「これはもう廃棄するしかないですね。」
「おお、ここにあったのか!懐かしいなあ。え?捨てちゃうの?」
「上田さん、気持ちはわかるけど!」
「そ、そうだな。その通りだ。よし、廃棄だな。」
などとしゃがみ込んで相談しながら、必要なもの、修理するべきもの、誰かが引き取るもの、廃棄するものの山ができていきます。

IMG_7725ボーイ隊スカウト6名も参加しました。
もちろん重たいものや古めかしい物を運び出す手伝いをするものの、曲がったペグを見つけるとどうしても振り回してみたくなる。長い棒が出てくると打ち合いをして遊びたくなる。小学生と中学生の男の子ですからね、予想通りの行動です。
もちろん隊長に叱られますとも。
でも、3歩歩くとそんなことは忘れてまた遊んじゃう。で、今度はベンチャー隊の隊長にも叱られたりね。
顔なじみのリーダー以外の大人から真剣に諭されるなど現代では得難い経験なので、大いに結構。
「ちゃんとできる」ことはもちろん素晴らしいのだけど、今この場でなにを求められ、自分はどう行動したらいいのか?を体験しながら学び取る絶好のチャンスです。リーダーの方も心得ていて雷を落とした後はどこかで挽回のチャンスを作ったり、いいところでほめてモチベーションアップも心がけていきます。

 

IMG_7719足首を骨折したのにやってきたスカウトもいました。
「おーい、こっちにライトを当ててくれ」
「こちら側を手で支えてくれ」
の要望に応えることで大いに役に立ち、班長はカモシカ班もシェパード班両方を束ね、ついつい横道に外れそうな後輩の軌道修正をしながら作業を続けます。
また、その輪から少し離れたところで信者のみなさんには倉庫周りとは言えごちゃごちゃ汚れているものも並べて迷惑をかけてしまい申し訳ないと頭を下げているリーダーもいます。つい見逃してしまいがちなことだけど、お互いに気持ちよくいられるよう気を配るのは人としてのマナーだと行動で示してもらえることもありがたい。後輩リーダーたちも、気がつかないうちに同じようにふるまうことを身につけるでしょう。

同じ世代の仲間と過ごす時には味わえない、あらゆる年代の人たちの言葉や行動から得られるものは大きい。
それは直接受け取るものもあればそのやり取りを見聞きして考えることもあって、人の輪に入っていてこそ知りえる、その時受けた印象、気持ちすべてが心の糧になっていくのだと思います。
ボーイスカウトの活動は単なるスキルアップ、自分の力を高めるものではなく、人とのつながりの中で育まれる心の豊かさが大いに魅力なのです。
昼食の時も、片づけを終えてロビーでのんびり話をするときも、無駄な時間など一瞬もありません。

とはいっても、片づけの体験をしたからといって、すべての人が片づけの達人になるわけではないのが残念なところ。
今回参加したリーダーとスカウトの家族のほとんどが「あー!団倉庫をきれいにする力があるのなら、自分の部屋もきれいに掃除してほしい」と思うはず(うちだけかな?)。
ま、そんなことができる力が備わっているのを確認できるのも、また素敵なことだと負け惜しみも言いながら、この先も応援していけたらいいなと思います。
団倉庫の片づけは第2ラウンドも行われます。

成人☆おめでとう!

ビーバースカウトの頃から一緒に活動してきたスカウトたち。
毎年誰かしらが成人式を迎えているのですが、今年のメンバーはちょっと忘れられない歴史を持っている世代です。
子どもながらに穏やかでにこにこしているスカウト、いつも何かしらお茶目なことをしでかすスカウト、一生懸命なんだけどいつもちょっとポイントがずれてしまってずっこけるスカウト、一人の時間を楽しみたいスカウト…と、結構個性のはっきりした子たちがいて、その中でも自分の大好きなボーイスカウトを友達に紹介しまくった、まるで募集担当のようなスカウトのおかげでカブ隊から仲間に加わったスカウトもいて、多い時には11人がずらりと並ぶ圧倒的な存在感でした。
おとなしく堅実なタイプのくまスカウトから「2歳下の、新入りのうさぎスカウトが全然いうことを聞いてくれない」と苦情が出て、リーダーが緊急うさぎ集会を開いて「キミたちは先輩のいうことをまずちゃんと聞くことが大事だぞ」などと諭される場面もあったくらい。

お互いがライバルというよりは、一緒にいて楽しい仲間だったとみえて、ボーイ隊スカウトとしては異例の速さで菊章を獲得したスカウトが上級班長として隊長を助け、同じ世代の班長次長とうまく連携をとっていた時代はとても印象深かった。
その後転居や部活優先などで団から離れたスカウトもいたものの、山口県で一昨年開かれた世界ジャンボリーに同時に参加して再会を果たしたこともあったね。
ローバースカウトとして関心のあるカブ隊やボーイ隊で後輩のめんどうを見ているスカウトもいるし、それとはまた別に馬の合う3人が一緒に旅行したり、それぞれに興味のあることをバイトや部活で深めながら、実にゆるーくつながっているみたい。

1月9日は誰から言い出したのやら、久しぶりに会える小中学校の同級生もいるだろうに、教会で5人が集合して一緒に世田谷区役所に出かけたという。
彼らにとってはあたりまえ、特別なことではなかったかもしれないけれど、昨日その話を聞いたリーダーたちのうれしがることといったら!
元気に走り回ったり、ケンカになってつかみ合いをしたり、ユニセフハウスに出かけてユニセフのことを真剣に聞いて学んだり、団のオーバーナイトに初めて参加したものの土砂降りで、疲れ切ってチェックポイントで寝てしまったりなどなど、小さいころからのエピソードを共有しあっているリーダーだからこその感激でした。
彼らと一緒にボーイスカウト活動を続けてきてよかったな、彼らの中に教会が一つの居場所として残っているんだなと思えるのもリーダー冥利に尽きるもの。

スカウトを指導し育てるのがリーダーでもあるけれど、また逆もあり。
成人、おめでとう!そして、とっても素敵なプレゼントをありがとう!

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10月からの隊長たち

結団記念キャンポリーが終わって一週間。
8月23日に、団の名誉会議が行なわれました。
5つの隊の隊長を決める大事な会議で、メンバーは今の隊長5人と団委員たち。
一人ひとりのリーダーについて、これまでの活動の様子や特質、本人の希望、そして「こんな風に成長してもらいたい」との期待を踏まえながらじっくり話し合いました。
そして決定したことは、10月からの新年度も若い、25歳コンビがカブ隊・ボーイ隊隊長として頑張るということ。
ビーバー隊・ベンチャー隊・ローバー隊も14団で育った若いリーダーたちが担うことになりました。

スカウトにとって、隊長は憧れの存在。その分プレッシャーも大きいよね。
たりないところがたくさんあって当たり前。初めての体験ですから。
それでも、ボーイスカウトでの活動を通し、感謝の心や平和を愛する心、周りの人を思いやる心、想像力や観察力を、彼らの年齢にふさわしく、さらに深めていける過程を見守っていきましょうね。
人の成長は促成栽培などできなくて、時間をかけて一つずつ積み重ねていくしかないというのは、小さいスカウトも若者リーダーも、また成人指導者だってまったく同じ。
まだまだ伸びしろのたくさんある彼らががんばっていく姿は、明るい社会への希望でもあるのだから。

きっとだんだんと上手に切り盛りができるようになっていくからね。
すべての子どもたち・若者たちの成長を見守るあたたかな環境は、周りにいる大人が作っていけるはず。
心を一つに、応援していきましょうね!

時には、スカウトになりきって

今年はどうも雨が多くて、9月6日のリーダー研修会も屋内での開催となりました。

ボーイスカウトって、イメージでは募金とかキャンプが大きいのだけど、いつもそんなことをしているわけでもない。
いろんなところに出かけたり、おもしろそうなことを体験してみたり、公園で元気に遊んでいたりで、いったいどんなことをやっているのかな?つかみどころがないな…と思われがち。

一回一回の集会で大事にしているのは、

おもしろかったな、また行ってみたいな
あの時、友達がこんな風にしてくれたから助かったな
ぼくがちょっと嫌なことを言っちゃったから、ケンカになっちゃったな
日陰に入ったらスーッと汗が引いて気持ちがよかったな

などといった感性を刺激して、せっかくなかまと一緒にいるのなら、どうしたら楽しくもっとおもしろく過ごせるかの工夫を積み重ねていけること。
しかも同い年のなかまではないところも大きな意味があって、ひとつ違いずつの先輩後輩が一緒にいれば、どうしたってゆずってあげたり先輩を立てたりするチャンスが巡ってくる。気働きもちょっとずつ、自然に見習っていけるのも魅力の1つです。
学年でのかたまりで5つの隊があって、その中での活動を終えると上進する ~次の隊に進む~ のも、やる気スイッチを大いに刺激します。

スカウト時代は25歳までで、その間は存分に「楽しい!」「おれって、すごいぜ!」「キャンプはやっぱり最高」を味わっていればいいのだけど、そのままではあまりにももったいない。
せっかく培った感性を、今度は誰かのために役立てること、また役に立ちながらさらに自分も高めていく努力をしていないと、「私はボーイスカウトです!」と胸を張って言い切れない。もちろん社会の一員となって、自らの力で続けていける人もいるのだけど、リーダーという立場に身を置いて後輩のめんどうを見、リーダー間のミーティングや新しい体験を重ねていくのも一つの方法です。
14団では大人になってからこの運動に出会った成人指導者はもちろん、14団育ちでとっくにリーダーになっている人も、ローバースカウトたちも、そういった思いを持って活動しています。

でも、時には原点に立ち返り、「なんとなく」おぼえてきたことや知っているつもりだったことを見直す時間も必要です。
リーダー研修会は、まさにそれにうってつけのひととき。
今年は「各隊のセレモニーを、基本通りに」「隊ごとにゲームを提案」がテーマで、現隊長たちのリードで行なわれました。
参加リーダーたち?
もちろん、ビーバースカウトにもカブスカウトにもなりきっていましたよ。
「ほら、集合だよ」
「え~?うーんと、あとで」
と、もぞもぞしていたり
「やだ~」
なんて、まじめに逃げちゃったりね。

ボーイ隊のゲームは、班対抗のテントたて。
ローバースカウトが班長になって、班員の先輩指導者たちを指導、リードします。
早ければいいっていうものではなくて、チームワークがよかったか、時間はかかってもきちんと立てられていたか、しまい方はどうだったかまでちゃんとリーダーたちは見ていて、最後には的確にそれを伝えてあげることが大事…といった解説には、みんな思わず納得。
リフレッシュもでき、目から鱗の発見もたくさん。
また来週からの活動も、よろしくお願いしますね!

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カブトムシの話

IMG_2999-2「世の中の役に立つ人になろう・平和な心で、周りにもそれが伝えられる人になろう」…と努力するスカウトがいて、家庭で支える保護者がいて、スカウトとともに歩むリーダーとリーダーをサポートする団委員がいて、そして団という一つのまとまりになっています。
もちろん必要最低限とは言え、お金もかかり人手も必要なこの「社会教育運動」を進めていくには、団をバックアップする育成会が必要不可欠な存在です。
スカウト保護者は入団すると同時に育成会員ですが、「ボーイスカウトっていいな」、「14団っていいな」と思ってくださる方も育成会員のなかまです。

そのまとめ役の育成会長は、昭和49年にシニア(現ベンチャー)隊副長を始め、シニア隊隊長・ローバー隊隊長・団委員長・ビーバー隊隊長などを歴任後、平成18年からずっと今の役割を担っていらっしゃいます。
いつもスカウトに何かしてあげたいという願いをお持ちなのですが、今年の春からの取り組みの1つがカブトムシ。

都会ではなかなか見つけることのできなくなったカブトムシをぜひ育てることを体験してもらいたいと、ご近所の方から分けていただいて幼虫を4月スカウトフェスタに持ち込みました。
スカウトや、見学中のちびっ子たちが無心にさわったりじろじろ見られながらも元気に生き延びた幼虫がようやく羽化した6月。
「来週持っていくよ!」の連絡に虫博士のスカウトたちは大喜びで虫かごを用意していました。

「オスとメスがいたらいいなあ」
の声に、再度7月第一日曜日にまたまた持ち込まれたカブトムシ。
ところが、教会に向かう道すがら、なんと育成会長の車の中で大脱走。
教会につくなりリーダーたちが車中を大捜索するも、すべて回収できず。どこに隠れちゃったのか…。
仕方なく、そのまま運転して戻られた奥さま。被害にあっていないといいのですね。

たくさんの人たちの、ちょっとした思いが集まってゆっくりゆっくり、スカウトたちがはぐくまれています。

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先輩や仲間に励まされて

IMG_505414団オーバーナイトハイクは、かなり蒸し暑くなった6月13日午後から始まりました。
スカウト集合に先立ってリーダーは14時に集合し、企画者であるローバースカウト達の進行で概要やお互いの連絡方法、参加スカウト名などを綿密に確認。
なんといってもお台場海浜公園を17時に出発し、成城教会に戻ってくるのは翌日の明け方。
5か所に設けるチェックポイントを担当するのも、スカウトから見えないように安全確認をしながら走行するパトロールを担当するのも、リーダーたち。
今回は本部とを結ぶ連絡として「LINE」が大活躍でした。

ボーイスカウトとベンチャースカウトは「すずちゃんの銀魂バスケット班」「パウエルのあごクイ班」にわかれ、ガールスカウト東京57団、58団のスカウトとともに、すでにチームワークはばっちりの様子です。
一晩歩きとおすなんて、眠気も襲ってくるし疲れてくるし、荷物は肩に食い込んでくるしで、小学校高学年のスカウトにとってはかなり過酷なプログラム。
「もう歩けそうもない…」
と弱気になった時にこそ、同じ班の先輩たちの明るさやちょっとしたフォローにずいぶん助けられるのです。
いつもなら当たり前と思っている仲間の気遣いにハッとしたり、自分のかけた何気ない言葉に仲間が笑顔になってまた歩く元気を取り戻したりと、夜中にはドラマがいっぱいです。
しかもこの日は身体にまとわりつくような湿気、そして夜半から小雨が降り始めるという気の毒な状況。

先輩であるローバースカウト達は、「先発隊」「後発隊」としてスカウト班の前後を守って歩いています。
サークルやバイト、学校行事などで遅れてでも参加して一緒に歩きたくなるくらい、厳しいけれどものすごく楽しかった思い出が詰まっているこの14団オーバーナイトハイクには、久しぶりに顔を見せたスカウトもいて旧交を温める格好の場でもありました。

DSCN1317[1]今年もコマ地図を手に道を探しながら次のチェックポイントをめざしていくものでしたが、そのコマ地図には企画者スカウトのメッセージがいっぱい。
「みんな、オーバーナイト参加ありがとう!序盤は大通りが多いので比較的歩きやすいと思う。だが、まだ人通りのある時間帯なので、列を乱さないよう心がけよう」
から始まって
「CP1までお疲れ様!でも、こっからもっと疲れるんだ…でも、みんなで楽しく話しながら歩いてたりしたらすぐついちゃう。楽しくね!!楽しく!!」
「だんだん住宅街になり、目印になるものが少なくなってくる。指示をしっかり理解して進もう。残り半分ガンバッテ!!」
という、歩行中の注意点だけでなく応援も。

一コマ一コマを丁寧に描き上げただけあって
「すずちゃん班を見失いました!捜索します!」
などの情報がパトロール車から入っても、本部とパトロール車に分かれて見守る企画者スカウトたちは慌てることなく
「ああ、やっぱり。ここはわかりにくいから」
「左側を歩かなかったんだね、だからそれちゃったんだ。」
と、あたかもそこで一緒に見ているように電話で対策を話し合っている。すごいなあ…

参加したスカウト達は全員完歩。
疲れ切ってはいたものの、成城教会に明け方戻って来た時は大きなプログラムを完結し大満足の笑顔でした。
そしてもちろん、企画者スカウト達も。
「もっとこうすればよかった」
などと思うこともたくさんあったようだけど、パトロール車から降りてきた相方と思わずハイタッチ。
最後の一か月は特に気の休まることのないくらい、準備に追われていたからね。
後輩たちが見事に楽しく歩きとおしてくれたこと、徹底的に安全対策を取るようリーダーたちからうるさく言われて対応してきて無事に終了したことで、ほっとしたことでしょう。

よい経験が、いつでも、どんな時でも、自分からそうしたいと願えば味わえるのは、ボーイスカウト活動の本当に大きな魅力です。
失敗も失敗ではなく一つの糧となって、スカウトたちの心を育てているに違いありません。

コース
お台場海浜公園➡埠頭公園(サブチェック)➡高輪公園➡浜川公園➡戸越公園(豚汁サービス)➡都立大学駅高架下➡玉川中町公園(サブチェック)➡馬事公苑➡成城教会
28.8㎞ 7時間40分

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もうすぐオーバーナイトハイク

14団のボーイ隊・ベンチャー隊が心待ちにしている伝統の30kmオーバーナイトハイクももうすぐ。

企画を練るのはローバースカウト。
毎年ちがうコースを提案し、「身体を鍛える」「観察力を養う」「よい仲間作りをする」と様々な目標を掲げ、3~4か月かけて準備を進めています。
自転車や徒歩、車を使い何度も確認しながらルートや休憩場所を決めたり、それに合わせてタイムテーブルを調整したり、また参加するスカウトの班分けをしたりと、もう追い込み。
30日夕方からは夜間歩くスカウトを陰ながら見守り、企画者のスカウトをバックアップするリーダーたちによる合同下見が行なわれました。
もちろん中心になっているのは14団ですが、友好団であるガールスカウト58団、そして57団も参加するので、この下見は打合せも兼ねただいじな時間です。
下見はどのプログラムを行なうにも不可欠な準備。
リーダーたちはさまざまな場合を想定し、スカウトの顔を思い浮かべながら念入りに確認作業をしてきました。

IMG_26175月10日は参加スカウト混成班での、初めての顔合わせでした。
ベンチャースカウトのフォローをもらいながら、ボーイ隊班長達のリードで自己紹介をし、自分たちの班名を決め、ローバースカウトによるロープワークのゲームで盛り上がって、いいムードで一回目の事前集会を終えました。
二回目は6月7日。
なにやら後輩たちを楽しませる仕掛けもできあがっているようで、ローバースカウトたちの準備も上々の様子。

それにしても…
いつも時代を反映している参加スカウトの決める班名ですが、今年もまた
「なんのこっちゃ?」
年配リーダーたちは首をひねりながら、縁の下の力持ちに徹します。
リーダー集合は14時。
翌日8時までの、ちょっと眠いけれど大人もわくわくのプログラムがやってきます。