本当のクリスマスって?

DSCN0134aクリスマスは子どもたちにとって特別な日。
街じゅうがきれいに飾り付けられ、うきうきするような音楽が流れる上に、真夜中寝ている間にそーっとサンタさんがやってくるなんて…!!

14団のスカウトたちも、もちろんとっても楽しみにしています。
しかも、ただのイベントとしてではなく「どうしてお祝いするのかな?」「イエス様が生まれたことが、どうしてうれしいのかな?」を考える機会にも恵まれています。
12月23日は教会学校の子どもたち・ガールスカウト東京58団のスカウトたちと合同での「成城教会子どものつどい」がおこなわれ、成城教会に集まる子どもたち全員でクリスマスをお祝いすることになっていて、なんと今年も聖劇に参加することができるのです!
3つの団体のリーダーたちが毎月集まって話し合い、企画を進めてようやく台本が完成したところ。
全員が出演し、セリフを言えるように手を加えてもらっているので、去年と同じように今年もみんな大はりきりに違いありません。

どんなことでも、本当の意味を知ることはとても大切なこと。
11月2日はスカウトミサの後で、クリスマスストーリーのスライドを見てリーダーからお話を聞く集会も持ち、クリスマスがとっても身近なものになりました。
聖劇は今のところ、12月23日午後3時半から始まる予定です。

カフェ14のお楽しみ

年に一度の育成会総会はどこの団でも行われていて、一年間の活動を振り返り、これからの一年を考え、またこれから進む道を全員で確認していきます。14団は、11月第3週目の日曜日が総会の日。

2年前から総会の前の小一時間を使って、保護者茶話会(カフェ14)をひらいています。
これがまた、ただの茶話会じゃなくて、お菓子作りの得意な保護者のみなさんお願いしてご自慢のスイーツを持ってきていただき、それをみんなで味わいながら一年間の活動を振り返る「スライドショー」を楽しむことができる素敵な会なのです。

14団の広報はといえば、このホームページと14団☆NEWSという広報誌があるのだけど、どちらもスカウトのアップの写真を載せないようにしています。でも、ここでは一人ひとりのスカウトが大笑いしたり、おもしろい顔をしたり、もちろん真剣に何かに取り組んでいる顔も思いきり映し出してみていただくことができます。
デジカメが当たり前の時代になり、いろいろな場面で撮りためた写真は山ほど。サービス精神旺盛のリーダーなので、今年の作品も「どうせなら活動名のフリップも」「それにBGMもあったらいいけど、どれにしよう」…と、たぶん今頃は写真と曲に埋もれつつ製作してくださっているはず。どうぞよろしくお願いいたしますね!
残念ながらこの日どうしても参加できない保護者の方から、すでに「もう一度上映はしていただけます?」とお問い合わせもあったほど。検討したいですね。

我が子だけではなく14団のスカウトみんなの成長をともに喜びわかちあえる素敵タイムですが、もう一つのお楽しみは遠慮がちに後ろに固まって集まっているリーダーたちの表情。
14団リーダーたちはみんな礼儀正しく、保護者がお菓子をとり着席されるのを待っているのですが、実は「自分が食べるスイーツがなくなっちゃうんじゃないか…」とハラハラしています。本当に謙虚で素敵なリーダーたちなんです。

新年度、スタート!

新年度が始まって、初めての活動日。
真新しい制服に身を包んだ子たちが、緊張気味にやってくる。そしてひとつお兄さんになった子たちは、ちょっと得意そうでうれしそう。雨に濡れながら送りに来たママの一人が「上進するってとっても意味の大きいものだったみたいで、朝からとっても張り切っていたんですよ。」とこっそり教えてくれる。

朝が苦手でも今年からデンリーダーになったママをちゃんとエスコートしなくては!で、頑張って早起きし、一番乗りしたくまスカウト。
「今日はね、カブの活動が終わったらキャンプの打合せがあるんだよ。」
そっか!くまスカウトだけのキャンプが近いね。月の輪集会も楽しみだね。
「キャンプは家族で行ったこともあるから、大丈夫だと思う。」
そうだよ、大丈夫。きっと発見がいっぱいで楽しいよ。

スカウトミサでの歌やお祈りの言葉をスライドにし、進行に合わせて操作するのはベンチャースカウトの重要な任務。今日は新人くまスカウトたちが侍者の役割を果たせるようにサポートもした後、ロビーで隊会議。新人歓迎キャンプや50kmオーバーナイトハイクに向けて早速活動開始。

引っ越しで通えなくなるからって退団してしまうスカウトがやって来た。寂しいな。
「ちがうって。やめるのは一時だけ。部活も塾もあって今は忙しいから無理だけど、いろいろやったら絶対帰ってくるんだから!」
ボーイ隊・ベンチャー隊年代はやることがいっぱいで、確かに身体は一つしかないから大変なんだよね。でも、ママも気持ちを寄せてくれる方だもの、きっとまた会えるよね。いつでも帰っておいで。待ってるから…とみんなで送り出す。

雨なので、信徒会館2階をスカウトたちが使わせていただく。どこの隊でもスカウトたちは大はりきりだけど、それと同じくらいリーダーたちも新しい顔ぶれにフレッシュな気持ちで向き合っている。
ビーバーの集会が終わり、ローバースカウトでリーダーとして活動しているスカウトがへろへろで階段を下りてくる。
「ひどいっす。新人のやつら、激しすぎる。ずっとまとわりついてくるんっすよ。ああ、こんな雨の中帰る元気もない。疲れたぁ!」と外を見ながらため息をついている。でも、顔はニコニコで後輩たちをとっても可愛く思っているのは一目瞭然。そして、初めてのボーイの活動が解散になって無言で降りてきた一年目を見つけるとにやっと笑って近寄って行く。
「おお、どうだった?ボーイはそんなにきつかった?」
甘え上手の一年目スカウトが弱々しそうに「うん…」といって兄貴分にしなだれかかるのを受け止めて
「最初はきついよな。わかるよ。みんなそうなんだ。でも、おまえ、絶対やめるなよ。な?やめないで続けろ。いいことあっから。」
なんて、かっこいいことを言っている。直接一緒に過ごしたことがなくても、今かけてもらいたい言葉がわかっているんだよね。優しいね。

P1120774ボーイ隊が解散した後の集会室では、2級挑戦を終えた3人のスカウトを団委員長が面接している。
何を聞かれるんだろう!?とドキドキしながら迎えたけど、自分で取り組んできたことだから自信をもって答えられる。スカウトハンドブックの項目に沿って「家族旅行の計画を立てる時、一人ひとりのスケジュールを調整するのが難しかった。」とか「一人では絶対にできない大型構築物ができたのは、仲間がいてくれたから。」とかを「体験」することで「学び」、そしてたくさんのことを感じている。そうしたことを自分の言葉で語れるって素敵なこと。そして、きっとそうしながら心の中が整理されていく。
スカウトと接することがなかなかかなわない団委員長には、一人ひとりが成長していることが実感された至福の時。みんな、知らないうちにいいことをしたね。付き添った隊長も、そんなキミたちがとっても誇らしかったんだって。

素敵なエネルギーをいっぱい、ありがとう。

明日は入隊式・上進式!

P1120699入隊するのも上進するのも、スカウトにとっては大切な記念日。
明日入隊する5人の5歳児たち。
今はまだボーイスカウトがどんなものなのか?はわからなくても、素直な感性で「14団が好き」と感じてくれていれば、もうそれだけで十分。たくさんのお兄さんたちが待っている14団で、キミたちの中にいっぱいある希望の芽が育っていくとうれしいな。

ビーバースカウトからカブスカウトへ。カブスカウトからボーイスカウトへ。そして、ボーイスカウトからベンチャースカウトへ。これまでと同じように、どこかでリーダーたちは助けてくれるしいっぱい可愛がってくれる。でも、自分でできることはきっとたくさんあるってもうわかっているキミたちは、自分で自分のレールを敷けるようになっているはず。

一人ひとりいろいろで当たり前。
「みんなで一斉に、同じように」
「強いもの、できるものだけがえらい」P1120701
ではないから、ボーイスカウトは素敵なんだと思う。
いろんなタイプの人がいて、好きなことや得意なこともいろいろで、不得手なこともお互いがカバーすればいいという考え方は、いつしかお互いを尊重し合える世の中につながっていく。

せっかく14団と出会えたんだもの。
たくさんの人とも仲間でいられる心を、うーんと広げていこうね!

入隊・上進 おめでとう!

リーダーたちの勉強会

昨年から8月の各隊キャンプと結団記念式典の間の土曜日か日曜日に設けられている「団内研修会」。
昨年はまずは、各隊のスカウトについてその年代の特徴を考えるテストで始まり、ビーバー隊、カブ隊、ボーイ隊のリーダーとなって一日の活動実施計画書を作りました。ボーイ隊のリーダーがビーバー隊について考えたり、始めてカブ隊にふれるリーダーもいて、熱気はむんむん。
今年は、各隊の隊長や最近「研修所」で3泊4日の研修を修了してきたリーダーがビーバー隊からローバー隊まで、その隊の目標や特徴について発表をしました。なんとなくわかった気になっていたことも、改めて全体を聞いてみると発見したこともあるし、新たな疑問もわいてくる。聞きに来てくださった保護者の方とともに、改めてボーイスカウトの『19年間の一貫教育』をかみしめる時間となりました。 P1120490

メールや電話、リーダー集会でたくさん話しているようでも、それは連絡が主。その人らしい感情とか夢とか、この活動への熱い思いなど伝えきれない思いを語り合うって実はとても大切なこと。世間話をしたり、ちょっと議論をしたりっていうことが結束を固くしている。

私たちが一番たいせつにしてるのはスカウト。 大人の役割は、スカウトが自分を発見し、いいところを伸ばし、苦手なところもちょっとは頑張ってみようかなという気持ちになれる体験の場を提供すればいいこと。そして、自分自身はいつも謙虚に、自分を振り返ってみること。スカウトの前に立っても恥ずかしくない大人かな?誠実?快活?そして、友情にあついのかな?自分。
そう、リーダー勉強会は「ちかいとおきて」をもう一度考えてみる、そんな時間。リーダーたち、力を合わせ新しい一歩をまた踏み出していこう!

14団ってちょっと不思議なコミュニティー

DSC_0086進級や菊・富士をめざす!なんていうのはちょっと無理だけど、 周りにいる大人も自分のことを振り返って 「自立心を持った健全な大人になろう」とか 「心と身体のバランスのとれた人格の形成をめざそう」(超日本連盟的表現) を自分の生きる道にすることはできるんだよね。
「ちかいとおきて」の言葉を頭において暮らすこと。
身体を鍛えるのは苦手だけど…健康を維持するにはどうしたらいいか、正しい情報をもとに自分を律することはできる(なかなか難しいものの・・・)。
自分の得意なことを見つけられるチャンスは大人にもしっかりあって、 それはいつの間にか誰かの役に立っているし、また自分も助けられたりしている。
たくさんの、いろいろな年齢の仲間もあっという間にできちゃう。
ボーイスカウトだからというよりも人が集まるところだからなのか、いつでも何かしら気になることがある。 電話で話したりメールのやり取りをしたり、もちろん会って相談したりする相手はあちこちにいて、気がつけば熱く語り合っているなんてことはしょっちゅう。 なんだかちょっとおかしくて、素敵な地域のコミュニティー。

ビーバー隊の水遊び

10550114_1534926436729388_5456201719812479143_oプールに水をはっての水遊び。
ビーバーたちはそれはそれは楽しかったようで、リーダーたちの
「さあ、もうおしまいにしよう。お昼ができているよ。お母さんたちの手作りのちらしずし、おいしそうだよ。」
も聞きつつ、名残惜しそうにいつまでも遊んでいる。
そのすぐそばでくまスカウトたちがペグを洗ったり、備品の整備をしている。
ちょっとうらやましそうな顔をしながらも「おれはもう、くまだし」と知らん顔を決め込んでいる子も欲求に負けてしまいプールに入ってしまった子も。
強い日差しの中プールを片づけるリーダーたちに混じって、ベンチャースカウトが手を貸している。当たり前の気持ちで手伝っているのだけれど、実はこれって本当に素敵なこと。一人よりも二人、2人よりも大勢で片づけた方が楽しいにきまってる。ま、もしかしたら水鉄砲が魅力だったかもしれないけれど(*^_^*)
不思議なご縁で14団に集まったメンバー。ここは、それぞれの成長の過程があっ1537493_1534926670062698_5240370744073540758_oて、見守る大人がいて、お互いに学びあえる場。一人ひとりの力が合わさってできあがる「14団らしさ」って、なんだろう。
「誰かがやっている」じゃなくて、スカウトもリーダーも、みんなを支える保護者も「自分もその中の一人」で考えて、自分の言葉で伝えて、理解しあって、素敵な場にできたらいいな。

 

パパの火おこし体験 ~スカウトフェスタ~

1508121_1506025252952840_178883363517044869_n男の子はどうやら一度や二度は野外生活体験に憧れるらしく、「息子がボーイ隊になるまでに、テントを立てキャンプに連れていけるようなかっこいいパパになりたかった」なんて話は何度か聞いていた。何かそういうパパたちが集まって、ちょっとした体験ができないかなということで、スカウトフェスタで「パパの火おこし体験」が実現しました。

担当リーダーは、キャンプに出る前の準備を始めたはずがついついランタンの整備に集中して一日が終わってしまうというグッズ大好きな面もお持ち。パパたちが興味津々で話を聞き、一生懸命木を削っている。
しかもベンチャースカウトもその輪の中に入っていて、コツを説明している。
高校生に大人たちが火のつけかたを習い、しかも高校生も背筋をピッとして礼儀正しくふるまっていて、いい感じ。
こんな光景、他ではあまり見ることができないなあ。

それぞれのご家庭で「パパのかっこいいところ」を披露するチャンスがあったかな。

 

あなたが喜んでくれれば

「成城教会子どものつどい」のミーティングのために教会へ。誰かに会えるといいなと思っていたら、おお、やっぱりいた。

ボーイ隊の一年目の3人がロビーでなにやら作成中。「なにやってるの?」と近寄っていくと、口々に春キャンプの報告書作りをしているという。いいものができそう?

「いや、無理」うふふ。予想通りの返事。

「あ~、はい、頑張ってます」もこのスカウトお得意の返事で、とにかくいつだって一生懸命取り組む姿。もう一人は…「もう書くのはうんざりだよ…」と言いたいのをこらえているのが、何とも言えず可愛いこと。

「提出日の5月4日って、隊長の誕生日なんだよね」と、さりげなく言うと敏感に反応して、「え!?やばい!ちゃんとしないと!誕生日なんだ…」とメモ。表紙に隊長の誕生日をメモしてどうするんだ?と笑いをこらえながら「いいプレゼントになるね」とダメ押しをしてきちゃった。

「誰かのために」は、昨年組拡委員会発行の「ボーイスカウト募集ちらし」のタイトルの1つだけど、相手を思う気持ちが大切なのは誰だってわかっているはず。それなのに、つい忘れてしまうのか自分を優先してしまうとちょっとしたトラブルが起きて、ギクシャクしたり誰かが言葉を飲み込んで我慢したりを招いている。

優しさや楽しさを分かち合える方が断然気持ちがいいのだから、やっぱり自分だけが生きているわけではない、周りにたくさんの人がいて、その人たちにも気持ちがあることを、いつも気にかけていられるようになればいいのにな。せっかく14団で出会った仲間。こんなことも当たり前に理解できる人になっていけるといいよね。

「あなたが喜んでくれれば、私も幸せ」が「私はこうしたい…こうあるべきです…」よりちょっとだけ強くなるだけで、素敵な世の中が近づいてくる。

 

2014年度 はじまりの日

563149_1423923881162978_220374159_n8月29日 14団入隊式・上進式。今日から2014年度の始まり。

入隊する年長組。緊張のあまり\茫然と立ちつくしている子もいれば、相変わらずずーっとおしゃべりをしている子(どんなお話なのか、隣に座って聞いていたかった…)、楽しそうににこにこしている子もいる。ボーイスカウトの入り口に立ったばかりのキミたちには、「なかよし」が目標だね。ビーバー隊では、いろいろな発見と冒険が待っているよ。

ビーバー隊解隊式を終え、鮮やかな濃紺のカブ制服を着てカブ隊リーダーに連れられて現れたりすスカウトたち。かわいそうに松葉づえで現れた子も。早く治るといいね。さっきまでのぱっつんぱっつんのビーバー制服姿から着替えられて、正直ホッとしたスカウトの隣で、ビーバー入隊の時に大泣きしてしまい、「やくそく」がいえなくなってしまったことなかったかのように、すっかりお兄さんの顔のスカウトが目をくりくりさせている。ワクワクしてカブスカウトになれたことがうれしくてたまらなくて、そこらにいるリーダーたちを捕まえてはカブ隊のやくそくを聞いてもらっている。。

真新しいぶかぶかのBS制服に身を包んだ一年目達。みんなズボンのすそは切り捨て、織り上げてやっとはいている感じ。「おれたち、くまスカウトだぜぃ」と肩で風を切っていた勢いから一気に「あ、あの、よろしくお願いします…」といった風情で、つい笑えちゃう。これまではリーダーたちにもため口だしぐずぐずしていられたのが、なぜか制服が変わると「~すか。」「~すよ。」で敬語(というのかは別として)を使い、整列もきちっと素早くできる。自覚の有無でこんなに変わるとはね。

もっとも初々しく現れたのは、今年度のデンリーダー達。私は一体何組の担当?スカウトとうまくやっていけるのかな?制服姿って、なんだか照れ臭くて…とかたまって式典が始まるのを待っています。大丈夫!しっかり予習もし、しかもお互いにちゃんと知りあってきたのだから。困った時には助け合って、うれしいことも分かち合って、楽しく豊かな一年を過ごしてほしいな。

ローバー勢も元気そうに顔をそろえている。後輩スカウトたちの隊のリーダーとして活動を始める。あこがれの先輩になっていくことまちがいなし。先輩と後輩のよい関係が築いていけるといいな。

2年に一度の指導者異動で、今年白羽の矢が立った新隊長たち。「お、おれ?」「マジ?」「今このタイミングで言われるわけ?考える間もなし?」などの不意打ちだらけだったかも。もうほんとに大変な思いで準備をしてこの日を迎えたようだけど、まったくそんなことは見せないでかっこよくスカウトの前に立っていました。副長たちみんなで隊長を盛りたて、充実した隊活動をよろしくね!