カブスカウト、忍者になる! その2

カブ隊舎営の朝は、起床してから大忙し。
着替えて、身支度を済ませたら組ごとに点検を受けます。
夜はよく眠れたか?
出すものはだしたか?
疲れやホームシックも、隊長やリーダーにはすぐにバレてしまいますが、まずは今日も元気に目覚めることができたことに感謝して、外に出て朝礼で全員が揃ったら、スカウツオウンです。

心を静め周りの空気や仲間の存在を身近に感じながら、目に見えない自然の心、友達の心、そして自分の心を見つめる時間。
忙しく活発に活動しているとつい忘れてしまいがちのことだけど、短くてもこんな時間をもち心を養うのがボーイスカウトの素晴らしさですね。

今日は入笠山ハイキングに出発します。
宿舎で素敵なお弁当を用意していただいて、立派なバスで登山口まで送ってもらいました。
入笠山の魅力は何と言っても天空に広がるお花畑で、清々しい風に吹かれながら爽快な景色の散策を楽しめるそうです。
標高1,955mの山頂で360度の大パノラマが楽しめるといいな。
八ヶ岳、奥秩父連峰、富士山、南アルプス、中央アルプス、そして富士見のまちや諏訪湖が見えるのを楽しみに、整備されたトレッキングコースをゆるゆると歩いていきます。
程よい曇り空が味方してくれて、全員が完歩できそう。

カブ隊のこの一年は、本当によく歩きました。なんといってもダーツの旅は楽しかったな。
この仲間と一緒に過ごせるのも9月いっぱいまで。
同じ体験を分かち合ってきた、最高の仲間たちだよ。

カブスカウト、忍者になる! その1

8月11日。
カブスカウトたちが楽しみにしていた夏舎営が始まりました。
去年は世田谷3団カブ隊と一緒に榛名高原学校での四日間を過ごし、今年は同じ成城教会で活動しているガールスカウト東京都58団ブラウニー、ジュニア、シニアと八ヶ岳少年自然の家で過ごします。
時々合同プログラムで活動する他はそれぞれでのプログラムに沿っているのですが、同じ年頃のガールスカウトが野営を頑張る姿を知るのも素敵な体験ですね。

今年のテーマは「忍!忍!真の忍になるの巻」。
真の忍者をめざしてチャレンジするのは、入笠山ハイキング、忍び寄りゲーム、野外料理と盛りだくさんですよ。

まずは舎営地や宿舎を探検して、ルールや場所をちゃんと覚えなくっちゃね!
自分の持って来た荷物を部屋に運び入れ、活動着に着替えるのもカブスカウトにはちょっと大変な作業。
リュックのどこに入れて来たのかな?
脱いだ制服はハンガーにかけなくちゃ。
そうそう、靴下も忘れずにね。
ああ、笛が鳴った!集合だ。
おしゃべりばかりしないで、急げ急げ!

みんなで過ごす時間は、「今やるべきことをさっさと済ませると楽なんだな」「準備するときはこうしておくと便利なんだ」や、「手伝ってもらってうれしかったな、今度はぼくも頑張ろう…」」といったたくさんの思いを味わいながら賑やかに進んでいきます。

ドキドキの体験

6月24日は、小学2年生のビッグビーバーたちにとって記念すべき一日となりました。

いつものように教会にやってきたスカウトたちですが、毎月発行される「ビーバーつうしん」をちゃんと読んでいたとみえて、いつも以上に「今日はどんなことをするのかな?」が知りたい様子。
ビーバー隊はかるたづくりをするのだけど、ビッグビーバーはどうやらその時間はカブ隊に入って体験をするらしい。
あの紺色の制服の先輩たちはちょっと大きいし、元気いっぱいだし、どうしていいのかわかんない。

え?頼りにしている隊長は、ぼくたちといっしょに行かないの!?
それを知った時の2人の顔といったら…!
背筋がピンとまっすぐになってしまい、全身緊張。
「大丈夫!隊長はすぐそばにいるから」といいながら、2人の気持ちをほぐすのに一生懸命の隊長…!
一年経たない間に、こんなに強いきずなが生まれていたんだね。

去年隊長だったリーダーの顔も見えたし、もちろん2人ともカブ隊の隊長にもまた組の仲間にもすっかり溶け込んで、カブ隊のなかまたちの大きな声援を背に、最後には帽子取りで対決までできました。
カブ隊でのセレモニーが終わって、やっとやっとビーバー隊に戻ってきたときの2人は、ちょっと誇らしそうで、それでも緊張を完全にほどくように口にはできないいろんな思いを「隊長の靴をける」とか「隊長にまとわりつく」で発散していました。かわいいね。

初めの一歩は本当にドキドキ。
どんなことをするのか、どんな雰囲気なのかがわからなければ、不安になるのは当たり前。
だけど、ちょっと頑張って飛び込んでみればどうってことないや!と思える素敵な体験でもありました。

家に帰って「ぼくは、カブ隊に行くよ」と宣言したとママから聞いて、リーダーたちは大喜び。
ビーバーで終わってしまうなんて、本当にもったいない。
カブ隊で、もっともっとたくさんの「びっくり!」「おもしろい!」「知らなかった!」を体験してもらいたいな。

さて、明日の1日。
今度はカブ隊の5年生くまスカウト達が、ボーイ隊体験をします。
制服がもうぱっつんぱっつんになってしまうほど成長してきた彼らも、ボーイ隊の中に入れば一番下っ端。
先輩たちと一緒に野外料理を作りながら、カブ隊ではできなかったあんなこと、知らなかったこんなことをたくさん味わう時間になるといいな。
初めてのことに緊張しても、そこを超えて新しい世界にチャレンジしていこう。
きみたちには可能性がたくさんあるのだから。

ダーツの旅 ~上北沢から寺町 2組の旅~

今年のカブ隊では「ダーツの旅」が大きなテーマの一つ。
テレビ番組からヒントを得て、まずはダーツを投げてどこに行くかを決め、それからその場所のことを下調べをし、実際に出かけた先では写真を撮ったりメモを取ったり、カブスカウトならではの視点での記録をとり、そしてA4ファイルに報告書を作るという、一連の流れとなっています。

4月15日に上北沢に行くことが決まった2組は、組集会でお寺がたくさん集まっている寺町を発見。
ちょうどカブ隊を体験に来ていた新しい友達も一緒に、五月晴れの5月6日意気揚々と出発していきました。
自分たちで決めて調べて出かけていくので、
「今日はどこに行くのかな?そして何をするのかな?」
なんて、のんきな気持ちのスカウトは誰もいません。
それでも、寺町の中のりっぱな池にひしめくカメたちにびっくりし、大きなウシガエルがゲコゲコ鳴いている姿にもビックリ。
読んで知っていることと、実際にそこに行って感じることは全然違うのですね。

芦花公園まで回って戻ってきたスカウトたちは、ちょっとヘロヘロ。
隊長に聞くと11㎞以上は歩いたのだそう。すごいね!よくがんばってきたね。
「もう、ずっと歩いていて本当に疲れたよ!」
という口元は、ちょっと得意そうににっこりしていました。

さて、来週は楽しみな報告書作り。
どんなファイルが仕上がるか、みんなで楽しみに待っていますよ。

上から読んでも下から読んでも 

5月13日(日)13時から15時まで、カトリック成城教会で今年もボーイスカウトとガールスカウトの一日体験日「スカウトフェスタ」をおこないます。

ボーイスカウトもガールスカウトも、とってもよさそうな活動をしているみたい…となんとなく知っているけれど、本当のところはどうなのかな?どんな人がいて、どんな活動をして、それからどういうふうに子どもたちが成長していくのかな?と思っていらっしゃる方にはもってこいの一日です。

今年のテーマは「新聞紙」
ボーイスカウトもガールスカウトも、手元にあるもので楽しく過ごせるように工夫をするのが得意です。
新聞紙を使って、こんなにおもしろいことができちゃう!
しかもみんなで協力して、わくわくのゲームになっちゃう!
5歳以上のお子さんと一緒に遊ぼうと、ボーイスカウトもガールスカウトもとっても楽しみにしていますよ。

もちろんスカウトフェスタの前にも体験・見学ができますし、その前に保護者の方への説明も対応しています。
気になるな…と思われたら、どうぞお問い合わせを。

スカウトフェスタのご参加申し込み → info@bs-setagaya14.org

今年もスカウトフェスタに 遊びに来てね!

いつもは4月下旬に開催しているスカウトフェスタ~ボーイスカウト・ガールスカウトの一日体験~ですが、今年の開催はゴールデンウイーク後の5月13日です。
5歳以上のお子さんなら男の子も女の子も、ぜひ遊びに来てくださいね。

「うえからよんでも したからよんでも しんぶんし」が今年のテーマ。
読み終わるとちょっとよれよれになって、最後にはゴミとなってしまう新聞紙ですが、ボーイスカウト・ガールスカウトの手にかかると立派なゲームのツールとしていきいき輝いちゃいます。
キャンプには絶対に欠かせない、スカウトの強い味方でもある新聞紙を使って、一緒に遊びましょう。

地域での社会体験は、自ら求めないとなかなか手に入れられない貴重なもの。
子ども時代に身につけた社会性は、大人になってからとても役に立ちます。
ボーイスカウトもガールスカウトも、一人ひとりがのびのび巣立つ素晴らしい活動です。

スカウトフェスタのご参加申し込み → info@bs-setagaya14.org

 

愛宕山でのダーツの旅

春休みに入ると同時に、14団ではキャンプが始まります。

今日はカブ隊が愛宕山にむけて出発しました。
まだ眠そうにお母さんに手を引かれてやってくるスカウトも、朝から元気で中庭のブランコでまずはひと遊びするスカウトも、みんな先週のうちに準備しておいた大きな荷物を車に積んでもらいます。

通勤時間なので、リーダーたちはバスタまでの電車が一番心配。出発前には隊長から改めて、満員であること、ドアが開いて一度降りたとしてもまた乗り込むこと、まちがっても代々木上原で千代田線に流れていかないようにと話がありました。
引率するリーダーたちはもちろん気をつけますが、万一ご迷惑をかけてしまったらごめんなさい。

昨日スキー合宿から帰ってきたばかりのスカウトも、カブキャップを忘れてしまったスカウトも、寂しい気持ちを堪えてやってきたスカウトも、みんなみんな楽しく過ごしてきてね!
すっかりおなじみのダーツの旅も、知らない場所だからこそきっといつも以上にドキドキするね。
組のみんなと一緒にご飯を食べて、同じ部屋で過ごして、もっともっとなかよくなれるといいね。
たくさんのびっくり!おもしろい!チャレンジしたい!を感じて帰ってきてね。

新しい冒険の始まり

9月24日は14団の年度替わりの日。
各隊で最高学年のスカウトが一つ先の隊に上進する、けじめの式が行われます。

上進するスカウトたちは、すっかり小さくなってしまった制服から真新しい、ちょっと大きめの制服に身を包んでやってきます。
どの顔もやや緊張した、でも誇らしそうな表情を浮かべていて、教会中に元気がみなぎるよう。

すっかり頼りにしていた先輩を送り出し最高学年に進むスカウトたちも、うれしさの混じった、意気込みの感じられる表情でやってきます。「よし!今度は自分の番だ!」と顔に書いてあるみたい。
これまで新入りで一年目だったスカウトにも、いよいよ後輩ができるので、これまでのように気楽にはしていられませんね。
一人ひとりのスカウトが、新しい一年を迎える日。

これまでよりも、もっと楽しい時間を。
なんでも用意してもらって楽しんできた時代から、少しずつ「自分も楽しい。周りの人も楽しめるように」と考えられる人に。

今よりも、もっとかっこいい自分探しの冒険を。
一緒に過ごす仲間の顔ぶれが少し変わったということは、共に成長し刺激し合える仲間がまた増えたということ。
自分の周りの小さな世界から一歩踏み出して、自分の心も力も伸ばしていける人に。

カブ隊の「やくそく」、ボーイ隊の「ちかい」を聞きながら、「おきて」の言葉を改めてかみしめよう。

三連休は、もちろんキャンプ!

週末に迫った海の日の三連休は、村営山中湖キャンプ場でカブ隊くまキャンプがおこなわれます。
同じ日程でボーイ隊一級挑戦キャンプ、同時にグリーンバー訓練キャンプも予定されているので、くまスカウトにとっては憧れの先輩たちと一緒に過ごせるお楽しみつきです。

なんといっても、6月25日にボーイ隊体験を終えた後のくまスカウトは、すっかりボーイ隊のとりこです。
スカウトだけでカルボナーラスパゲティーを教会の中庭で作って食べるなんて、手厚く守られているカブ隊から見ると、大人っぽさ満点。
解散した後も大満足の笑顔で「楽しかった!」と話していたので、きっとこの三連休も中学生の先輩たちをたくさん観察して、いっぱい得るものがあることでしょう。

今年ボーイ隊4年目の中学3年生のうち班長次長が取り組むグリーンバー訓練には、部活で忙しくしている仲間が久しぶりに参加!
ビーバースカウト、カブスカウトの頃からなんとなく一緒にいるのが当たり前になっているメンバーなので、お互いの弱いところも強みも肌で分かっていて、「気が合う」とか「好き」といった感覚以上の安心感があるのかもしれませんね。

カブ隊・ボーイ隊合同のリーダーサイトには日帰り、一泊参加といろんな隊のリーダーが集まるようです。
スカウトの様子を横目で見るのももちろんだけど、今後のことを考えるミーティングも予定されています。
とはいっても、何より自然を満喫しながらキャンプサイトに身を置きたいキャンプ好きのリーダーたちの、ちょっとした憩いのひとときになるといいな。、